話は続いておりません。別の話として見てください。
出てくる人↓
青井らだお
アルフォートウェスカー
成瀬
ネル先輩
青井らだお←♡←ウェスカー
青井らだお→♡→ウェスカー
サァーサァー
波の音が響く。
俺は浜辺を歩く。
今日は暇だったのでなんとなくここに来た。
ここだと皆もいないし、1人でゆっくり出来る。
俺は疲れていた。
毎日増え続ける仕事、何日も徹夜をする。
いざ寝るとなると悪夢を見る。
俺は浜辺を歩く。
そこにはピアノがあった。
透明でガラスでできているようだった。
俺はそのピアノにひかれた。
らだお(久しぶりというかなんというか)
そんな思いを寄せながらピアノを弾く。
波の音とピアノの音があわさりなんとも言えない心地いい時間が進む。
何分、何時間弾いていたんだろう。
ずっとこのままでもいいと思った。
後ろの岩陰から音がした。
俺は弾くのをやめ音がした方に向かう。
数時間前
俺は海に来ていた。
髪がなびく。
潮の匂い。
心地よい時間。
俺は浜辺を歩いていた。
音が聞こえた。
それはピアノの音だった。
誰が弾いているのだろうと思い、岩陰から見る。
弾いていたのはらだおだった。
らだおの弾く音はどこか寂しく儚く誰かに助けを求めているような音だった。
俺はずっと岩陰から聴いていた。
なんとも言えない心地良さが俺の心を奪った。
音だけでは無い。
らだおの弾く姿さえも俺の心を奪った。
奪われてしまった。
俺はいつの間にか泣いていた。
自分でも分からない感情と何かで気持ちが込み上げてきた。
らだおに見つかる前に俺は帰ろうとした。
だが、音を出してしまった。
そこには、ウェッさんがいた。
らだお「ッ?!」
俺は驚いた。
ウェッさんは泣いていたのだ。
らだお「えっ?!どうしたんですか?!大丈夫?!」
ウェスカー「あぁ、大丈夫だよ」
俺はまだ困惑していて何をすればいいか分からなかった。
突然ウェッさんが俺に抱きついてきた。
らだお「ウェッさん?!///」
ウェスカー「らだお、もっと助けてもらえ、もっと言葉にしろ、1人で抱え込むな、信頼していい、誰でもいいから困っているなら言え!!」
ウェッさんは俺にそう言ってきた。
まるで俺の心を見透かされているような気がした。
らだお「ウェッさん…」
その言葉を聞いて俺は泣いてしまった。
らだお「毎日、毎日、仕事尽くしで疲れても皆頑張ってるから自分だけ休むのも嫌で、皆は優しいから、心配してくれる。だけどそれでも俺は苦しい、助けてほしいよ…もうヤダ…」
こんなこと言うつもりじゃなかったのに
なんでか分からない。
自分の思いが止まらない。
そんな俺を見てウェッさんはただ抱きしめてくれた。
暖かかった。
匂いが温度が俺を安心させた。
いつの間にか俺は寝てしまった。
起きた時には本署にいた。
らだお「ん、」
ネル「あっらだおくん起きたね」
成瀬「らだおッ!!」
成瀬が俺に向かって走ってくる。
バチン
そういえばヘルメットしてなかったんだっけ。
俺の頬が痛くなる。
成瀬は俺にビンタしてきた。
成瀬「らだおのバカ!!なんで教えてくれなかったんだよ!!なんで!なんで、1人で抱え込んでた!!言えよ!言ってくれよ!!」
成瀬は泣きながら俺に言ってきた。
らだお「ごめん、ごめんね成瀬」
らだお「今までごめん、それとありがと」
らだお(俺はこんなにこんなにも思われていたなんて)
知らなかったこんなに心配されてること。
成瀬の他にもみんなが来てくれた。
そして俺に暖かかい言葉をかけてくれた。
俺は皆に感謝の言葉を沢山言った。
たくさん、沢山言った。
俺はまた浜辺に来た。
疲れているのではなく、ウェッさんに会いに。
ウェッさんはピアノを弾いていた。
少し肌寒い風と揺れる髪。
波の音と潮の匂いが漂う。
らだお「ウェッさん、」
俺はウェッさんに声をかける。
ウェッさんはすぐにこちらを向いてくれた。
らだお「ウェッさんありがとうございました。」
らだお「ウェッさんのおかげで助かりました。」
ウェスカー「いえいえ、良かったよ。」
そう言ってウェッさんは歩いていった。
突然ウェッさんは俺に向かって言った。
ウェスカー「あっらだお、いつでもおいでね?待ってるよ」
らだお「笑笑」
らだお「御遠慮しときます笑」
ウェスカー「あはは笑そういうと思ってたよ笑」
挨拶出来て良かったとそう思った。
この街は今日も心地いい場所だ。
end
コメント
2件
神すぎたので、♡1000にしておきました👍神作品ありがとうございます!
最高だぜ!!!