この話は中学2年生の平野とわ、横地ひなの話である
いつからだろうか。 いつからだろう
僕が 私が
タイムスリップができるようになったの
タイムスリップができるようになったのは
2015年7月25日
とても暑い日だった。
先生に荷物運びをお願いされ、理科のノートを持ち、
理科室に向かった
理科準備室に女の人影が見えた。
カギは僕が持っている、だから普通は入れるはずがなかった。
怖くて仕方がなかった、が、足が言うことを聞かなかった、
心の中で自分の足に「とまれ!」といっても、とまらなかった。
準備室のドアを開けると誰もいなく、そこには、時計が落ちていた。
タイムスリップができるようになったのは
2015年7月25日とってもとっても
暑い日だった
今にも溶けてしまいそうだ。
いつも通り学校に友達の中崎ともみちゃんと行っていたら
とてもきれいな時計を見つけた
目が離せなかった
いつの間にか時計を拾ってしまっていて
この時計があると、何でもできるような気持になった
時計の裏を見てみると付箋がはってあり、付箋には
正しくこの時計を使って。
と書かれていた。
「なんだこれ」
なんかこの時計を捨てては損をする気がしたから
ポケットに入れて持って帰った。
「ひな!起きなさい遅刻するわよ!」
「ひな!」
「はい!はい!はい!、起きます!起きました~」
ドンドンドン
「おばあちゃん、おはよう」
「おはよう」
「ひな、早く朝ごはん食べちゃいなさい!
ともちゃん待たせちゃうわよ」
「お母さん、今日朝ごはんいらない!」
「ちょっ、ひな朝ごはんは食べなさい!」
「あー、もうあの子ったら」
「おはようともちゃん!」
「おはようー」
といつもの挨拶をする。
「あっ!そうだひな!ひな、昨日拾った時計ちゃんとお巡りさんのとことどけた?」
「それがーまだなんだよね。なんか持ってるといいことが起こりそうで」
「今週までにはお巡りさんに渡しなよ!」
「は~い」
ピピピ♪ピピピ♫ピピ
(あくび)
「うわっ、やべー」
ドンドンドン
「姉貴!なんで起こしてくれねーんだよ!」
「はぁ!私起こしたしとわが起きなかったんだよ」
「行ってきます」
バンッ
「とわー!おい!」
「おう!おはよう、高杉」
「とわ、どうした?」
高杉が問う
「それが、昨日変な時計を見つけたんだ。」
「時計?」
「そう、時計。でもなんかその時計を見るといいことが起きそうで。」
「なかなか手放せないんだ」
「その時計見せてよ!」
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン
「うわ!やべ急ごう!」
「平野君、平野君!」
「あっはい!なんですか?」
「さっきから言ってるでしょ!p112の4行目からよんで」
私は、俺は
時計を拾ってからずっと何をしてても上の空だった
「うーん、こうかな?、あれ?」 「どこだ?どこか操作するとこがあるはずだ」
「あった、あった!ここを押すのかな?」 「お!あった、あった」
カチッ
ビューン
時計のスイッチを押した瞬間なぜかきれいな星空のよう空間に飛んで行った
と思ったら
「痛ーい」 「痛っ」
地面についた
横を向くと 女の人がいた
横を見ると 男の人がいた
「えっ!」
「へっ!」
「だれ!ていうかここどこなの」
「ちょっと君ここはどこ?君は私に何がしたいの?」
「いや、俺もわかんないです。ていうか初対面の人に人さらい扱いしないでください。
俺だってここがどこか聞きたいんですから。」
「なんか…ごめんなさい。」
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン
「学校のチャイムの音だ!」
「あっ!そうだスマホスマホ!」
2012年7月26日6時28分
「ピッタリ1日前だ!」
「もしかして」
「これって!」
「タイムスリップ!?」
「そうだ!俺は学校で拾った時計の上のボタンを押したらこうなったんだ!」
「私も時計を押したら、…」
ゆっくりと話している間に景色が破れて吸い込まれそうになった
「ねえ!君また会おうよ!私は桜ケ丘中学校横地ひな!」
「俺は海王中学校平野とわ!」
「とわの時計が!」
ひなが必死に手を伸ばし時計をとった
「私この時計で過去に戻ってとわに時計返すから!絶対に」
バンッ
「ひなー、ごはんよ!」
「は、はい!」
私はこの日とても頭の理解が追いつかなかった
だが1つやらないといけないのはこの時計をとわに返す!ことただ1つ
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