⚠️首を絞める描写があります。
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「……おれの首、しめて」
吐息混じりに呟かれたその一言に、一瞬、動きを止めた。
ベッドの上、潤んだ瞳で見上げてくる佐久間の顔は、ほんのり赤く染まっていて、その声にはいつもの茶化しも笑いもない。
ただ、どこか切なげで、でもどうしようもない欲望が滲んでいた。
「……佐久間?」
こんなお願い、初めてだ。
けれど、佐久間はまっすぐに俺を見ていた。
頬は上気し、唇は薄く開き、濡れた瞳が「欲しい」と物語っていて、ぞくりと背筋が震えた。
戸惑いながら、そっと喉元に手を伸ばす。
ゆっくりと、佐久間の喉を締め上げた。
初めて触れる首筋の脈動。
鼓動が指先に伝わって、怖くなる。
「ん……く、ぅん……」
佐久間の喉から、かすれた喘ぎが漏れる。
目が蕩けて、体がびくびくと反応するのが見てとれた。
「っ、もっと強くていい……」
促すように身を捩る佐久間。
いつもはふざけたように笑うくせに、こんなときだけ、涙を浮かべながら無防備になる。
「……ほんとに大丈夫?痛かったらすぐ言ってよ、」
「ぅん……大丈夫、だから……あ゛っ……!」
さらに力を加えると、佐久間の呼吸が一気に浅くなる。
喉が細く鳴き、口元から涎がつぅっと垂れた。
「や、ば……い゛っ、いく……っ」
首を締められたまま、佐久間の身体が跳ねた。
背中を反らし、精液を吐き出しながら、全身を震わせて絶頂する。
その様子が、あまりにも無防備で、狂おしいほど綺麗だった。
「佐久間……!」
「あ……ぁべ、ちゃ……」
驚きと焦りの混ざった声で名を呼ぶと、荒い息を吐きながら、佐久間が目を細めて微笑む。
涙で濡れたまつ毛と、頬を伝う涎が混ざって、ひどく淫らで、だけどどこまでも愛おしい。
「佐久間、大丈夫?」
「ん……大丈夫……気持ちよかった、」
「……もう、ほんと……怖いから」
力を抜いて抱きしめれば、佐久間は嬉しそうに頬をすり寄せてくる。
その涎をぬぐいながら、少しだけ強く、抱きしめた。
「次からは俺の許す範囲でしか、しないから」
そう言いながら、濡れた唇に口づけた。
コメント
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あべさくは神すぎるぅ(泣)