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K
のなな
「今から海に行こうよ」
その誘いに何の疑いも無しに承諾してしまった
時刻は深夜一時
海につく頃には二時に成っていた
「一緒に逝かない?」
何を言っているのか解らない
何処へいくんだ?
「場所を言ってくれないと連れて行けないよ?」
「あはは、本当に君って面白いね。でも、気付いてるんでしょ?」
気付いてる
気付いてるから解らないふりをしている
気付いたら終わってしまう
それが彼女の終わりを意味するから
「私さ、元の場所に還りたいんだ」
「そうか、実家まで送ってあげるから…ね?帰ろう?風邪ひいちゃうよ」
ここまで言われておいて惚けるなんて無理な話だ
でも認めたくない
彼女が自身の判断で人生の幕を降ろそうとしている事実を
「そっか、君はやっぱり優しいね」
そう言いながら君は海へ足を進める
「まって!」
制止の声は彼女には届いてないかのように歩みを続ける
必死に追いかける
覚悟は決めた
私は彼女の手を握る
互いに見つめ合う
深く、奥へ、どんどん進む
いつしか視界は暗くなる
苦しい、苦しい、苦しい
だけど
二人なら苦しくない気がする
たとえそれが人生に幕を降ろそうとも
コメント
2件
心中です、ありがとうございました。 アドヴァイスですが、一文ずつ改行するのではなく、地の文とセリフだけ一行だけあけるとよりよくなりますよ。それと地の文の最後には句読点も入れると見やすくなります