話すのは無駄噺か、はたまた知恵を働かせる問題か、
どちらにも当てはまらない物はどう分類すればいい?
言ってる事とやってる事が矛盾した場合、私はどう思う?
そして乱された情緒が鉄格子の様に並んでいた。
労働をする者、愉悦感に浸って堕ちた天使。
錆びた刀達は熱で溶かされ新しい剣の素と成った。
その美しい真剣は朱い空と藍の宇宙の境界に或る。
醜い争いは絶え間無く続き、この世の闇を増幅させている。
人だった物の下から這い上がる木々たち。
泣き叫ぶ獣、人里に降りてきては無差別に人間を喰い殺す。
自由を狂愛する女は自らの腕を切り刻み、自分を律する呪いをかけた。
死にたくないな。
けど、いつか死ぬのか。
終わるのは一瞬、生まれるのも一瞬。
無駄な生命は生きられる時間も場所も選べない。
ただ、悠々と空を眺めていると日が暮れては昇り。
脈が身体中を巡るのを感じた。