テラーノベル
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ある日、思い切って言ってみた。
「一緒に勉強しませんか」
送る前に何度も打ち直して、
変じゃないか何回も確認して。
それでも送ったあと、すぐに後悔して、
スマホを伏せた。
しばらくして届いた返信は、
いつもと変わらない軽い調子で。
それだけで、ほっとした。
学校で、初めてちゃんと一緒に勉強した。
問題の話をしているはずなのに、
途中から全然関係ない話になって、
気づけば笑ってばかりで。
「ちゃんと勉強しよ」って言いながら、
どこか楽しくて仕方なかった。
そんな時間が、何回か続いた。
——その中の一日だった。
さりげなく、「これ」って渡された小さな袋。
「誕生日でしょ」
たったそれだけなのに、
なんでこんなに嬉しいんだろうって思った。
大げさじゃないのに、
覚えてくれていたことが、すごく特別に感じた。
その日から、少しずつ気持ちが変わっていった。
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