4話
朝。目が覚める
今日は気分がいい頭もスッキリしている
何故だろう
そう思いながらいつも通り準備して学校に向かう
学校についたらその理由が分かる
僕の隣には転校生が居るからだ
昨日も夜まで連絡し合ってた
「 おはよ一ノ瀬さん」
「 おはよ……」
「 どうしたの?」
「 成瀬さんって呼んでいい?」
「 いいよ」
そんな他愛のない会話をしばらく続ける
「 この学校では楽しく過ごせそう」
「 なんで?」
「 前の学校で虐められてたから」
いじめられていた そう彼女は言う
驚きのあまり声が出ない
こんな綺麗な人が?なんで?
「 そう……なんだ」
「 一ノ瀬さんに会えてよかった」
「……」
「 その呼び方なんだけとさ」
「 なんか……さん付けはちょっと、」
「 一ノ瀬?」
「 その方が嬉しい」
「 わかった!私も成瀬でいいからね!」
そう元気よく返事をする
「 成瀬」
「 うん!」
成瀬瑠璃。いい名前だなと今更思う
「 一ノ瀬は何で死にたいとか思うの?」
現実に呼び戻されたような質問
「 なんでだろうね。僕にもわかんないや」
「 思った時にはもう死にたいって考えてて。」
「 そっか 私達ってちょっと似てるとこあるかも(笑)」
「 そう。かな(笑)」
彼女の言った言葉につい笑ってしまう
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!