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#純愛
からむーちょ😝💥💚
152
#感動
猫ハチぷりん🐈🍮
11
からくり時計
67
――結婚式は大勢の列席者による暖かな祝福の拍手の中、滞りなく進行された。
辺唐院家の親族はもちろん、愛美が招待した親友のさやかと珠莉、さやかの兄で珠莉の恋人である治樹さん、さやかの家族――ご両親とお祖母さんに弟と妹、担当編集者の岡部さん、そして山梨から〈わかば園〉の若葉聡美園長や職員のみなさんも、今日この結婚式に出席してくれた。
「純也さん……」
「ん?」
祝福の声に包まれながら、チャペルの出口に向かって歩いている時、愛美は夫となった純也さんに万感の思いを伝えた。
「わたし、今すっごく幸せ。お父さんとお母さんはこの場にいないけど、わたしの家族や友だちがこんなに大勢、わたしたちの結婚をお祝いするために来てくれて。わたし、ひとりぼっちじゃないんだね。わたしの幸せを一緒に喜んでくれる人たちがこんなにいるんだもん」
「君はずっとひとりじゃなかったよ。施設の人たちも、小中学校で出会った友だちや先生方も、高校で出会ったさやかちゃんや珠莉も、さやかちゃんのご家族も、みんな君のことを大切に思ってる。もちろん今日は来られなかった千藤農園のみんなや、ここにいる俺もね」
最愛の人の言葉が愛美の胸を打つ。
物心つく前に両親を亡くし、施設で育ったけれど、決して孤独ではなかった。小中学校にも、仲のいい友だちはいた。先生も親身になって色々と相談に乗ってくれた。
そして純也さんに出会い、横浜の高校に入学してから愛美の人脈は一気に広がった。さやかと珠莉という親友に巡り会い、他の友人や先輩たちにも恵まれた。作家デビューもして、岡部さんという編集者さんにも出会った。
他にもたくさんの出会いがあって、愛美の人生は豊かになった。それはすべて、純也さんに出会えたからだと思う。
「うん、そうだね。でもね、純也さんに出会えなかったらわたし、こんなにたくさんの出会いには恵まれなかったと思うの。だから……、純也さん、わたしを見つけてくれてありがとう。これからもよろしくお願いします」
「ああ。こちらこそ、これからもよろしく。こんな**年増のオッサン**だけど、好きになってくれてありがとう」
「年増って……。純也さん、卑下しすぎだよ」
愛美は思わず笑ってしまった。確かに、彼は愛美と十三歳も歳の離れた三十六歳だけれど、まだまだ若い。精神が若ければ、年の差なんて相殺されるだろう。
「そっか……、そうだよな」
年齢差なんて関係なく、愛美と純也さんは気が合うのだ。きっといい夫婦になれると信じている。
コメント
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みぅだよ🥀 愛美の結婚式、読んでて胸がじんわり温かくなったよ……「ひとりぼっちじゃないんだね」って言えるようになったのが本当に尊い。施設で育った出発点から、純也さんやさやかたちに囲まれてここまで来たんだなって思うと、積み重ねた日々の一つひとつが報われた感じがして嬉しくなった。年齢差気にする純也さんの苦笑いも含めて、ふたりらしい幸せが滲んでて大好きなシーンです🌙 末長くお幸せにって心から思える後日談だったよ。