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彼女の元気がありません。
青「最近うるみや元気ないけどどうしたの?」
橙「え、ほんま?」
青「え、うん…」
橙「全然元気なんやけどなぁ…」
元気って言ってる声が震えてるんだよなぁ…
青「そっか…」
うるみやが言いたくないなら無理に言うことじゃないか…
橙「俺風呂入ってくるな〜」
青「あ、うん」
青「いってらっしゃい」
うるみやの風呂が長いときは大体泣いてるとき。
そして、最近のうるみやは風呂が長い。
うるみやに何かあったのは確かなんだけど、過干渉はしたくない。煙たがれたくない。
もう少しだけ様子を見たほうがいいかな…
青「そろそろ寝るよ〜」
橙「……」
うるみやが寝る準備をするまで待とうと思ったけど、いつになってもパソコンとにらめっこしてるから声をかけた。
随分と険しい顔をしているけど、編集がうまくいってないのかな?
青「うるみや?」
橙「おわッッ」
橙「なんやねんッ」
橙「勝手に部屋入ってこんといてやッ」
編集を手伝おうと思ったけど、なんか手出さないでほしかったかな…
青「ごめん、そんなつもりじゃなくて…」
橙「あッ…」
橙「ごめんッ…うるみやこそ……」
橙「ごめんなさい…」
うるみやは泣きそうになりながら、真っ青な顔で謝った。
橙「ほんまにごめんなさい」
青「大丈夫だからね?」
青「そんな謝るなんてうるみやらしくないよ?w」
橙「ごめん…ポロッ」
俯いて謝るうるみやの目から雫が溢れて床に落ちる
青「あえぇッ?…」
青「大丈夫だから泣かないで〜ッ」
青「どうしたの?ナデナデ」
橙「ゔ〜ッ…」
青「もう寝よう?疲れちゃったんだよ、きっと」
青「ね?」
俺の肩の上で顔を隠しながらこくこく頷くうるみや。
きっと泣き顔見られたくないんだろうな。