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いつものように笑顔で観客席に手を振る
そして司が口を開く
⸺さぁ!皆さんには共犯者になってもらいます!!
ー数ヶ月前、ショーで私が怪我をした。
何回か皆はお見舞いに来てくれてはいた。
…そして、久しぶりに私はショーに戻ってきた。
……でも、皆の顔が変わっていっていた気がする。
どこか、諦めたような、
泣きそうな顔のような、
「ね…ねぇ…!えむ…?、みんな…どうしたの…?」
「…?寧々ちゃん、どうしたの?」
えむは前と違った笑顔でそう言う
「……う…ううん…、何でもない。」
ーまた。言い出せなかった。
皆を救える期間が終わるまで、
あと3日。