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※ジンくんsideです。
…面白くない。
「ホビヒョン、お風呂〜……あれ?もう入っちゃったんですか?」
「たまには一人で入らせてよ…」
「…仕方ないですね。なら、明日は一緒に入りましょう」
「…一人でも入ってこいよ」
ジョングガとはしょっちゅうお風呂に入ってあげてるくせに、僕が言うとありえないみたいな顔をするのも。
「テヒョンアー!わぁ、今日もイケメンだね」
「えへへ、ありがとうございます!」
「僕の格好良い弟!自慢だよ」
「僕も、ホソギヒョンは自慢のヒョンです!」
テヒョナに対しては格好良いだのイケメンだのとベタベタに褒めちぎるくせに、僕に対しては、はいはいワールドワイドですねって適当に済ますところも。
「ジミナ、また散らかして!」
「えぇ〜無理ですよぉ!ヒョン、一回だけ!一生のお願い!」
「何回目だよ……」
「わーい!」
ジミナ。お前に関しては一緒の部屋という時点で犯罪だ。毎日可愛いホバの寝顔をタダで拝みやがって。
「ホソガ、ちょっと良いか?」
「うん、大丈夫だよ。どうした?」
「ここ最近気が張ってて……」
「いつもお疲れ様」
ナムジュナとホバ…クサズだもんな?同い年だもんな?中間職同士だもんな?分かるよ…でも、そんなにイチャイチャしなくたって良いだろ!唇噛み締めて見ている僕の気持ちも考えろよ。
「ユンギヒョ〜ン」
「……何だよ」
「何かないと来ちゃいけないんですか?」
「そんなわけねぇだろ」
ユンギは、ホバの事大好きすぎるし。ホバも、ユンギの事……兄として!好きなんだよな?あくまで兄として!メンバー愛!それ以外は受け付けない!…てか、兄は僕もそうでしょ?なのに何で…
「……ホバ」
「?、はーい?」
「ヒョンの事、どう思ってる?」
「ど……………ヒョン、ですよ……?」
「……そう」
「…どうかしたんですか?何か悩んでるなら、僕で良ければ聞きますよ」
「………いや、大丈夫。何でもない」
早く特別な関係を持ちたい。僕のホバだ!って言いたい。無条件で隣にいれる権利が欲しい。…だけど、いざという事を考えると足が竦んで、喉が枯れて、体が吹雪の中を通ってきたかのように寒くなる。結局、いつも妬くだけで終わりだ。どんなに望んでいたって、これ以上進めない臆病者なんだ……
「……進む勇気が欲しいよ」
「勇気?」
「……ちょっと思うところがあってね」
「……それは………僕も欲しいです」
「やぁー、お前は十分持ってるよ。ちょっとヒョンに分けてよ」
「…あげられません。ヒョンにあげたら、僕が進めなくなっちゃう……」
…なら、僕が手を繋いで一緒に進むから、って言えたら、どれだけ楽になるか。
「……お互い、集めなきゃだね」
「………集まると良いですね」