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~番外編~
卒業してから、数年――
あの教室で過ごした日々は、
今では大切な「思い出」になっている。
それでも。
スマホの通知ひとつで、
あの頃みたいに、簡単に集まれる。
💙「土日、空いてるやつー」
グループに送られてきた一言。
💛「空いてる!」
💜「俺も」
たったそれだけで、決まる約束。
――変わってないな。
小さく、笑みがこぼれた。
──────────────
💛「やっと来れた!」
夢の国――再び。
顔を見合わせて、自然と笑い合う三人。
💙「まずはカチューシャだろ!」
💜「懐かしいな」
三人でショップに入り、
それぞれカチューシャを選ぶ。
💙「せーの!」
同時につけた瞬間――
💙「ぶはっ」
💜「老けたな、俺らも」
💛「悲しいこと言わないでよ」
笑い声が、あの頃みたいに響く。
💙「深澤、今度は熱中症気をつけろよ」
💜「大丈夫」
💜「もしそうなっても」
💜「二人が看病してくれるだろ」
💙「置いてこうぜ」
💛「そうだね」
💜「おい!!」
ふざけ合って、笑って。
この時間は、何も変わらない。
しばらく園内を回り――
レストランでひと休み。
──────────────
💙「二人の惚れ話、聞かせろよ」
💛「え、なんだろ……」
💛「あ、そういえば一緒に山登ったよね!」
💙「げええ、絶対しんどいやつ」
💜「きつかった……」
💜「ひかるの体力、えぐいわ」
💛「でもさ」
💛「ちゃんと最後まで、一緒に来てくれたよね」
💜「当たり前だろ」
💜「ひかるの好きなもの、全部知りたいし」
💛「……///」
💙「ほえーー」
💜「おい、ちゃんと聞けよ」
💜「渡辺はどうなんだよ」
💙「え?」
💙「俺は今でも、ひかるしか見えてないよ」
💜「おい」
💙「……冗談」
💙「今は趣味に全振りしてる」
💛「え!サウナ以外も?」
💙「美容とか、いろいろ」
💛「すご!!」
💜「今度教えろよ」
三人の会話は、途切れることなく続いていく。
──────────────
夜のパレードが始まる。
💛「ひー!やっぱ人すごい!」
💛「見えないぃ…」
💜「……」
💙「……」
💜💙「せーの!」
ひょい、と持ち上げられる。
💛「わっ!!」
💜「あのときのお返し」
💙「ちゃんと見えるか?」
💛「見える、見える!!」
💛「わあ……!」
キラキラと輝く光の中、
無邪気に笑うその横顔。
その姿を見て――
自然と、二人も笑っていた。
三人の関係は、きっとこれからも。
変わらないまま、続いていく。
おわり。
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コメント
5件
『夢の国ーー再び。』でなぜかジーンと、、😂 誰目線だよって感じですけど、笑
🖤『ふかいわ、お幸せに…ジャスティスゥ…』