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𝕔𝕠𝕔𝕠
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あり
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ー逃げ道は君になった。ー
🩷佐野勇斗 攻
💛吉田仁人 受
🤍山中柔太朗
❤️曽野舜太
💙塩﨑太智
🩷「じゃあさ。」
勇斗先輩が俺たちを見る。
🩷「今日、うち泊まってく?」
💛「……え?」
💙「泊まりたい!」
❤️「ええやん!」
🤍「……俺も。」
💛「いや、でも……。」
🩷「大丈夫。親には連絡しとくから。」
💛「……じゃあ、お邪魔します。」
こうして俺たちは、
勇斗先輩の家に泊まることになった。
夜道を5人で歩く。
💙「今日めっちゃ楽しかったな!」
❤️「まだ夏休み初日やのにな笑」
🤍「……これからもっと遊べそう。」
💛「……そうですね。」
俺はみんなの話を聞きながら歩いた。
しばらく歩くと、勇斗先輩の家に着いた。
🩷「ただいまー。」
💙「お邪魔しまーす!」
❤️「太智、声でかいって笑」
💙「ええやん別に!」
🤍「……広い。」
💛「……。」
俺は少し緊張しながら、
玄関に立っていた。
🩷「仁人?」
💛「……はい?」
🩷「そんな緊張しなくていいよ笑」
💛「……だって、先輩の家来るの初めてなので。」
🩷「そっか。」
勇斗先輩は笑った。
🩷「じゃあ、今日は特別ってことで。」
💛「……はい。」
荷物を置いたところで、
太智が突然言った。
💙「……で、誰から風呂入るん?」
❤️「そこ決めてなかったん?」
💙「俺、最初がええ!」
❤️「なんで?」
💙「早く入りたいから!」
🤍「……じゃあ、太智でいいんじゃない?」
💙「やった!」
そう言って太智が立ち上がった。
すると勇斗先輩が、
🩷「あ、待って。」
💙「ん?」
🩷「タオルとか着替え持ってきた?」
💙「……。」
💙「忘れた。」
❤️「何しに風呂入るんや笑」
💙「タオルくらい貸してや!」
🩷「はいはい。俺の使っていいよ。」
💙「勇斗、神!」
そう言いながら、
太智は脱衣所へ向かっていった。
❤️「じゃあ次、俺入ろかな。」
🤍「……その次、俺。」
💛「俺は最後でいいですよ。」
🩷「なんで?」
💛「みんなが入ってからの方がいいかなって。」
🩷「じゃあ俺も最後でいい。」
💛「え?」
🩷「仁人と一緒に最後でいいじゃん。」
💛「……いや、俺は一人で入りますけど。」
🩷「分かってるって笑」
❤️「勇斗、そういう言い方すると仁人困るで笑」
🩷「……ごめん。」
🤍「……勇斗、からかいすぎ。」
🩷「柔太朗まで……。」
💛「……ふふっ。」
みんなのやり取りがおかしくて、
俺は思わず笑った。
しばらくして、
太智が脱衣所から戻ってくる。
💙「次、舜太やで!」
❤️「了解!」
舜太が立ち上がる。
❤️「じゃあ、行ってくるわ。」
💙「早くなー!」
❤️「太智が長すぎるんやって笑」
そんな二人のやり取りを見ながら、
俺はまた笑った。
そして――
最後に問題が起きた。
💙「……で、誰がどこで寝るん?」
❤️「布団、これだけやな。」
床に布団を並べる。
太智と舜太はすぐに場所を決めた。
💙「俺ここ!」
❤️「じゃあ俺、その隣ー。」
そして残ったのは――
俺と勇斗先輩と柔太朗。
🩷「仁人、俺の隣でいいじゃん。」
🤍「……待って。」
🩷「ん?」
🤍「仁人くん、俺の隣がいい。」
💛「……。」
🩷「なんで?」
🤍「……落ち着くから。」
🩷「それなら俺もそうだけど。」
🤍「……。」
🩷「……。」
💙「また始まったで笑」
❤️「仁人、モテモテやなぁ。」
💛「……もう、どこでもいいです……。」
結局、俺を真ん中にして、
両隣に勇斗先輩と柔太朗が
寝ることになった。
💛「……なんで俺が真ん中なんですか。」
🩷「公平でしょ?」
🤍「……うん。」
💛「……。」
なんだか落ち着かない。
電気が消えた。
みんなが少しふざけたあと、
静かになる。
しばらくすると、
太智のいびきと舜太の寝息が
聞こえてきた。
柔太朗もいつの間にか眠っている。
でも俺は――
なかなか眠れなかった。
今日一日のことを思い出してしまう。
夏祭り。
花火。
柔太朗がうさぎのぬいぐるみと金魚を
くれたこと。
みんなと笑ったこと。
そして――
「仁人、疲れた?」
勇斗先輩の言葉。
そのとき、
🩷「……仁人、起きてる?」
小さな声が聞こえた。
💛「……はい。」
隣を見ると、
勇斗先輩がこちらを向いていた。
🩷「眠れない?」
💛「……ちょっとだけ。」
🩷「そっか。」
少しだけ沈黙が続く。
🩷「今日、楽しかった?」
💛「……はい。」
少し考えてから、俺は続けた。
💛「今までで、一番楽しかったかもしれません。」
勇斗先輩は少し驚いた顔をして、
すぐに笑った。
🩷「……そっか。」
そして――
ぽん。
勇斗先輩の手が、
俺の頭に優しく触れた。
💛「……っ。」
🩷「よかった。」
もう一度、優しく頭をぽんぽんされる。
🩷「おやすみ、仁人。」
💛「……おやすみなさい。」
勇斗先輩は、
それだけ言うと目を閉じた。
……でも。
俺は、眠れなかった。
さっき触れられた頭が、
ずっと熱い気がする。
目を閉じても、
勇斗先輩の顔が浮かんでくる。
💛「……なんで。」
こんなに胸がうるさいんだ。
俺は布団を頭までかぶった。
――結局その夜、
俺はほとんど眠れなかった。
コメント
3件

フォローと初コメ失礼いたします!! 凄く素敵な作品でした💓誰が話しているのかも分かりやすくありがたかったです🥹 次の投稿も楽しみにしています!!
第12話、読んだよ〜!お泊まり回、尊すぎてやばかった…🔥 寝る場所決めで仁人争奪戦になるの、みんなから愛されててじわじわくるし、何より勇斗先輩の「ぽんぽん」はずるいでしょ。あれで仁人が眠れなくなるの、めっちゃわかるわ… 夏祭りの余韻と、夜の静けさの中の優しい距離感がめちゃくちゃ刺さった。続きが気になりすぎる😭