テラーノベル
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バタッ
🩷「しゅうと!?おい!しゅうと!!」
咄嗟に支えたが何か様子がおかしい。顔は赤く呼吸は荒い。呼びかけても返答はなくとてもしんどそうだ。
🩷「熱か、?」
とりあえず、家に入りしゅうとを寝室に横にして体温計を探して測ってみると38.7度だった猫にしては平熱だが人間は違うんだろう。
しゅうとは今も苦しそうに呻き声を上げている熱出した時、人間ってどうするんだ??
俺が熱出した時は、点滴とか打たれたり栄養がある物をめっちゃ食べてたな。点滴とかは無理だからとりあえず栄養がある物を食べさせないと。でもその前にしゅうとめっちゃ暑いから冷やさないと!
箱からタオルを出して冷たい水で濡らししゅうとのおでこに乗せた。
❤️「っん、かざねぇ、?」
🩷「しゅうと?目、覚ましちゃった?ごめん、 俺どうしたらいいかわかんなくて、」
❤️「だいじょーぶだよ。」
そう言いながら俺の頭に手を置いた。
❤️「こんなのねたら、なおる、から
ケホッ、だいじょーぶだよ、?」
安心させるかのように撫でながらそう言った。いつもより暖かい手。でも微かに震えている。
❤️「だから、かざねは移ったらだめ、だから
もうこの部屋にはいっちゃだめだよ、?」
🩷「、、、っ、、」
俺はどうすればいいのか分からず寝室を出ていった。自分の無力さを実感しながら玄関を飛び出した。
玄関を出て、外の景色を眺めた。
🩷「どーしたら熱治るんだろ、」
冷たい風に頬を撫でられながら考えた。
同じ人間なら熱の治し方わかるよな。
そう考えた俺はお隣の部屋のドアを叩いた。
ドンドンドン
するとドアの向こうからドタバタという足音が聞こえた。そして少しだけ音が収まったと思えば少し甲高い声が聞こえた。出たと思えば、二十代前半の女が驚いた顔で言った。
お姉さん「イケメンだ!!!」
🩷「、、、はぁ」
ちょっとだるそうな女だった。人間でいう
「ギャル」みたいな感じ。
ギャル「このマンションにこんなイケメンおったっけ!?まじアガるんですけどぉ〜!!」
ギャル「しかも猫耳としっぽって、!そんな塩顔なのにそーゆー趣味あるなんて萌えるんですけどぉ〜!?」
ギャル「んで、何用〜?あーし、めっちゃ暇だから色々相手してやってもいいよぉ〜??」
人間の女ってこんな喋るのか、もう疲れてきた。
🩷「、人間の熱治す為にはどうしたらいい」
こんな相手に相談するのは嫌だがはやくしゅうとを治してあげたいという気持ちが勝つので仕方ないだろう。
話したら、急に目つきが変わった。
ギャル「熱?誰か風邪引いてるの?ちょっとみさせてくれない?」
🩷「、、わかった。ついてきて。」
ギャルを家に入れ寝室まで案内した。
ギャルは首に手をあて自分の首にもあてた。
熱を測ってるんだろうか?
ギャル「けっこー拗らせちゃってんね。熱。
39はあるかなぁ?」
ギャル「どうすればいいか、だっけまず栄養がある物をしっかりたべる。あと水分とかもめっちゃ飲む。こまめにね。」
🩷「栄養ある物って例えばなんだ?」
ギャル「おかゆとかうどんとかかな」
おかゆ、?うどん?なんだそれ、
ギャル「もしかして色々知らない感じ?まぁ
とりあえず何か食べさせなきゃ、薬局でなんか買ってくっからイケメンくんはその子の体とか拭いてあげな、後薄着に着替えさせた方がいいよ。汗かいて気持ち悪いと思うから」
ギャル「んじゃ、買ってくるわ」
🩷「思った以上に頼りになったな、」
人間は見かけによらないな!
寝室に行き、新しいタオルを取り水で濡らして、薄いシャツと短パンをしゅうとの上半身をゆっくり起こした。
❤️「ん、?かじゃね、?、、ど、したの?」
🩷「汗かいて気持ち悪いだろ?体拭くから脱いで。」
❤️「、、、ん。わかったぁ。」
熱のせいか少し子供っぽい。顔は紅く、汗も涙で少しぐしゃぐしゃ。服ははだけと肩が見え少し紅い。
🩷「(ごくり」
正直言ってめっっっっちゃエロい。人間に対してこんな事は思った事ない。そもそも性欲とかなかった。人間になったからかそういう目で見てしまう。
耐えてくれ俺の理性!!
上の服を脱がせ、体を拭く。
❤️「あッ///、、、、んッ、、、」
冷たいタオルで拭いているからか体がびくびくしている。首、肩、胸、脇の順番で拭いていく
❤️「くび、きもちぃ、、」
拭いているとタオルと俺の手を抱え擦り付けてくる。
可愛いすぎだろッ!!!死ぬぞ!!俺が!!
なんとか我慢しながら上半身を拭き終わり薄いシャツを着せた。
下は、、、俺が耐えれないので着るのを手伝っただけだった。
❤️「ありがとぉ、ちょっとすっきりした」
🩷「よかったヨ。」
色々刺激が強かった。うん。
着替え終わったぐらいにピーンポーンという音が聞こえたので行きドアを開けるとギャルが帰ってきた。
ギャル「そんじゃ、おかゆ作るよ〜。イケメン君おかゆ、作った事がある?」
🩷「ない。」
ギャル「んじゃこれを機会に作ってみよーか」
🩷「わかった、よろしく。」
しゅうとに食べさせるべく、めっちゃ美味しく作ろと張り切るのであった。
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