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kn視点
家に帰って、すぐさま私服に着替える。
kn「あ、宿題…」
確か今日、理科の宿題あったような…。
kn「…理科はいいや←この前の中間テストで理科の点数一桁だった人」
玄関の扉を開け、待ち合わせの場所に行く。
kn「ごめん、お待たせ!」
shk「おせーぞ、kn。」
kn「だからごめんじゃんw」
shk「wじゃ、行くか」
kn「おうw」
shkと横に並んで目的地まで歩いていく。
俺の家とshkの家は近いという訳では無いが、方向が一緒のため学校の登下校もいつもshkと行っている。
shk「なぁ、今日の転校生めっちゃ面白かったよな」
kn「ほんとw二人とも性格全然違うよね」
shk「それな」
薄暗い道に入り、まだまだ奥へと進んでいく。
kn「ここ、一人で通ると怖くない?」
shk「まぁ確かに。普段人なんて滅多に通らないからな」
kn「なんて言うか、不気味だよね」
道の左右には木が規則正しく並んでおり、濃い緑で覆いかぶさっている。
夜になると灯りがひとつも無いため、本当に視界が真っ暗になる。
shk「nkたちもう着いてんのかな」
kn「着いてるんじゃない?今回俺らちょっと遅かったし」
shk「じゃあ早く行こうぜ!!」
kn「あちょ、待てよ!」
俺は走っていくshkの後ろについて行った。
kn「はぁ、はぁ…もう、shk速すぎ」
shk「でもついてこれたじゃんw」
kn「もう体力ねぇよw」
kn「早く入ろ、俺休憩したいわ」
shk「そうだなw」
めっちゃ大きいわけでも、小さいわけでもない普通の建物。
看板には「WT事務所」と書かれている。
────ここが、俺らの仕事場所。
建物に入って、「来たよー」と声をかける。
nk「あ、やっときた!」
br「もう遅いよ〜」
kn「ごめんごめんw」
shk「これでも走ってきたんだがなw」
nk「え!走ってきたの?」
kn「うんwだからちょっと水頂戴w」
br「僕取ってくるよ〜」
nk「俺も行く!四人分持って行こうぜ!」
そう言って、二人はキッチンへと行った。
数分して、二人は四つのコップを持ってやってきた。
nk「はい、これknね!」
kn「ありがと、nk」
渡されたコップを手に取る。
このコップは、俺たちが出会って初めてショッピングモールに行った時に、みんなでお揃いで買ったものだ。
nkは水色、brは赤、shkは緑、そして俺は青で、それぞれライン線が二本入っているコップだ。
これは俺の宝物の一つ。
ずっと残していきたい、大切な物。
少し雑談をしたりと、わいわいやっていた。
kn「あれ、もう三十分も経ってるよw」
shk「ちょっと話しすぎたな」
br「まぁ楽しかったからいいってことで!」
kn「そうだねw」
nk「wよし!」
nk「それじゃあ、始めていきますか!────」