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それではどうぞ
🇨🇳…なぁ日本。
🇯🇵もう…何ですか?
今私はデスクに座って作業をしている。
そんな私の側で中国さんが座っている。
私に何か要かと思えばただ単に雑談をしに来ただけだった。
私はチラッと時計に目をやる。もうすぐで定時だ。
早く帰って休みたい。
🇯🇵はぁ〜…。
🇨🇳…。
ピトッ
🇯🇵えっ…なんですか?
中国さんが私の額に手を当てる。
🇨🇳いや別に。日本が浮かない顔をしているから熱でもあるのと思って。でも熱は無いっぽいし大丈夫あるね。
そうクスクスと笑いながら中国さんは私の額から手を離した。
🇨🇳作業の邪魔をしたあるね。もうちょっとだから頑張るあるよ。
🇯🇵はぁー…やっと終わった…。
🇨🇳お疲れある。
🇯🇵中国さんもお疲れ様でした…。
🇨🇳あはは、私はそんなたいした事はやってないあるから日本程お疲れではないあるよ。
…結局、あれから定時になるまで中国さんは私の側にいた。
🇯🇵それでは私はここで…。
🇨🇳あ、ここであるか?分かったある。
🇯🇵じゃあこれで…
私は中国さんにお辞儀をして帰路につこうとすると、後ろから中国さんに呼び止められた。
🇨🇳日本。
🇯🇵…はい?
まだ何かあるのだろうか?
中国さんは本当に喋るに足らない方ですね…。
私はそう思いながら振り返る。
🇨🇳…最近美国とどうあるか?
🇯🇵えっと…まあ今までと同じ感じですね…。
私は突然の質問にぎこちない返事を返した。
その時ふと中国さんの顔を見ると、少し寂しそうな顔をしていた。だが直ぐにパッといつもの顔をになった。
🇨🇳そうあるか。もし何かあれば直ぐに私を頼るあるよ。分かったあるね?
🇯🇵は…はい…。
そう言うと、中国さんはニコッと微笑む。
🇨🇳じゃ、気をつけて帰るあるよ。
…誰1人といない夜道を、ゆっくり歩いていく。
今日は満月。見上げればまん丸な月が私を見下ろしている。
🇨🇳…久しぶりにゆっくり話せて良かったあるよ。
そう呟くと同時に笑みを浮かべたのを、私は気付かなかった。
『終』