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その後の買い出しの時は、いつもの“仏華”で、吉を心配させないようにした。


吉の家に行くと、颯太と、その主である、オーストラリアがリビングのソファーでダラダラしてた。


「と、父さん!お、お願いだから、料理だけは」


そう言いながら必死にイギリスをキッチンに向かわせまいとしているのは、カナダの化身、カナダ。


今回も必死だなぁ。


「カナダ様〜、頑張って〜」


ふんわりとした雰囲気でカナダをのんびり応援しているのは、jeの先代の弟で、吉の弟でもある、カナダのドールの炎加。


「親父、キッチンを爆破するのだけはマジでやめろ。それと、新兵器を生み出すのもだ」


いつも元気なのに、今回ばかりは本気でイギリスを止めてるのが、アメリカ合衆国の化身、アメリカ。


「どうやったら、あの青紫の料理が、、、、、、」


一人でなんか呟きながら唸って考え込んでいるのは、アメリカのドールの炎利。


生真面目だからかな。イギリスの作る料理がどうして生まれるのか本気で考えてる。


「ね?イギリス、あんなゲテモノjeは食べたくないよ。食べさせるならアメリカにしなよ」


「俺も嫌だよ!」


そんなふうに自分に向かって来るであろう被害をアメリカに押し付けようとしているのは、jeのご主人、フランス様。


「私の料理って、ゲテモノなんですか」


あーあ。イギリス落ち込んじゃった。ご主人がいらないこと言うから。


「大丈夫ですよ、主様。私は貴方の料理も美味しく食べられますので」


そっと微笑んでみながら吉はギリスを慰めてる。


「それは吉が慣れているからでしょう」


少し口を尖らせてイギリスは吉に反論する。


「では、お昼作ってきますね」


吉は何も言い返せない状態みたいで、逃げるようにしてキッチンに入って行った。


吉が料理をしている間に、ご主人達はお泊りする部屋に荷物を置きに行くらしい。イギリスはその案内役になったみたい。因みにjeの荷物はご主人が持って行ってくれた。


既に部屋に荷物を置いている颯太、炎加、炎利、そしてjeがリビングに残った。

不器用な君と見つけた美しき世界

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