7月下旬。
今日は花火大会。
黄色の浴衣に袖を通し、
鏡とにらめっこする。
いつもより念入りに髪のセットをし、
忘れ物はないか確認する。
心躍らせながら家からでる。
『行ってきます。』
軽い足どりをはずませる。
ムシムシとした暑さ。
自分はあまり好きじゃない。
すると後ろから
『おらふくん!!まった?』
黄色い浴衣をまとったかわいい俺の彼女。
「まってないよ。ゆかた似合ってるね。」
というと耳を少し染めながら
『おらふくんだって…かっこいいし…///』
やっぱりかわいい。
気がつけば日は沈み
花火が上がる時間に近づく。
「おんりー 好きだよ。」
『?!…自分も好きだし///』
ドォォォォオン。
闇夜の静寂を切り裂くかのように
花火が上がる。
水色と黄色の大きな花火。
「来年も再来年も一緒に見に来ようね。」
コメント
2件
分かる〜神だよね〜
神