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(へえ〜、なかなか有名な人だったんだ。)良仔は、ネットで教授の事を調べ、掲載されていた事にビックリした。しかし彼が有名な事と、自分が目指している仕事は、何ら関係が無い。改めて「いい加減、適当」で居られる仕事を探した。
仕事のサイトを見ていると、「ポイ活」の宣伝の方に目が行った。「歩くだけでポイント加算」「見るだけでポイントがザクザク」「あなたのポリシーを書くだけで、一万円相当のお買物が!」歩くだけは既にやっている。部屋中も持ち歩いたところで、余り遠出しない彼女は、1月1000円が良いところだった。「見るだけ」は、半永久的に下らない宣伝を眺め続け無くてはならず、自分の見たいサイトもゲームも出来ない。最後の「ポリシー」は初めて見た。広告主は市町村の公的なものだった。彼女はダメもとで書いて送信した。
「仕事をすると、『いい加減だ』と便利な評価をされます。私はいっそ『いい加減』を仕事にしたい。」と。