テラーノベル
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青森県に到着
いつもとは違った景色だった
敦『此処が青森県…』
敦『広いなぁ』
敦『早く太宰さんを見つけて助けないと、!』
中也「ちんたらしてんじゃねぇ」
中也「早く行くぞ」
敦「え!? 」
敦「太宰さんの居場所が判るんですか!?」
中也「誘拐される前に発信機を付けてたからな」
国木田「流石だな、ポートマフィア」
中也「まぁ本当に発信機が活躍するとは思ってなかったがな」
中也「…位置的に森の奥だな」
中也「こりゃあ行くのが大変だ」
敦「太宰さんが心配です…」
敦「早く助けてあげないと、」
中也「そうだな」
中也「こんな逃走劇早く終わらせようぜ」
太宰「い”ッッ 」
父上「未だ未だいけるだろう」
父上「修治はこんな弱虫じゃないよね?」
太宰「はッはッ」
ビリリッ
太宰「う”ぁ”ーーーッ」
父上「修治なら大丈夫」
父上「未だ頑張れるよ」
太宰「あ”ぁぁッ」
私は今、頭に機械を付けられていて
其の機械から電流を流されている
身体が痙攣する
脳が壊れる
視界が真っ白だ
カチッ
太宰「はあッはッはッゴホッ」
父上「成程、こういう結果になるのかボソッ」
父上「此れは良い結果だ!ボソッ」
太宰「フッフッフッ」
休憩時間何てものは無い為
少しの間で呼吸を整えるしか無い
太宰『視界がチカチカする、』
太宰『身体の痙攣が止まらない』
太宰『ぁ、意識が堕ちる、』
父上「おや」
父上「堕ちてしまったのかい?」
父上「ふふ、寝顔も昔みたいに可愛いね」
父上「…でもね」
父上「未だ実験は終わってないから寝たら駄目だよ」
バシャッ
太宰「ッゲホッ」
父上「起きたかな?」
太宰「ゴホッゴホッゲホッ」
父上「器官に水が入っちゃったかな」
父上「大丈夫?」
太宰「はッはッゲホッ」
父上「大丈夫そうだね」
父上「さっきの実験で気になる点があったから もう一度電流を流すね」
太宰「やめて、くださいッ」
太宰「お願いしますッ」
太宰「もう此れ以上はッー」
父上「身体が壊れちゃうって?」
太宰「ッ」
父上「安心して修治」
父上「お父さんが一番修治の事を判ってる」
父上「未だ身体は壊れないよ」
父上「修治は未だ頑張れる」
父上「そうだろう?」
太宰「、ッ」
圧を感じる
身体が芯から震える
【はい】の二言しか許されない
許してはくれない
父上「… 即答出来ないの?」
太宰「ッちがー」
父上「こんなに修治の事を誰よりも判っているのに」
父上「こんなに修治の事を大切にしているのに」
父上「こんなに修治の事を愛しているのに」
父上「如何して修治は判ってくれないの?」
あ、此れは不味い
そう理解した時にはもう手遅れだった
父上「実験だって修治の為を思ってッ」
父上「世の中の人々の為を思ってッ」
父上「こんなに頑張っているのにッ」
父上「何で理解してくれないの?」
太宰「ごめんなさ、」
父上「…躾が必要だね」
父上「お父さんの事を判ってくれる迄」
ベルトを持って私に近づいて来る
太宰「父上ッ」
太宰「御免なさいッ」
太宰「御免なさいッ」
太宰「やめてッ」
腕を掴まれて引き摺られる
太宰「いたいッ」
太宰「御免なさいッ」
太宰「謝るからッ」
同じ階の別の部屋まで引き摺られ
漸く手が離れる
太宰「ッ」
父上「此処を覚えているかい?」
父上「修治は良い子だったからそんなに来る事は無かったけどね」
覚えていない訳が無い
防音の部屋
いろんな道具が置かれてる
昔に良く叫び声や泣き声が聞こえていた場所
兄弟の叫び声が聞こえる
太宰「や、だッ」
父上「暫くは此処で良い子にしようね」
手に持っていたベルトを足に強く叩き付けた
太宰「ッ!」
父上「皆んな此の部屋に入ると良い子になるんだよ」
父上「修治ももう一回良い子になろうね」
太宰「かはッう”ッ」
父上「寝ちゃ駄目だろう?」
ガンッ
太宰「あ”ッ」
あれからどれくらいの時が経ったのだろう
辺りは血だらけ
血を流し過ぎて貧血気味だ
太宰「ごめ、なさ」
太宰「ごめん、なさい」
太宰「ごめんなさ、い」
怖い
苦しい
痛い
許して
父上「…何が御免なさいなのかな?」
太宰「父上の事、理解しなくて御免なさいッ」
太宰「私の理解が足らなかった、ッ」
太宰「自分の事しか考えなかったッ」
太宰「御免なさいッ許してくださいッ」
父上「…良い子だね、修治」
そう言って父上は私の頭を撫でた
父上「酷い事してごめんね」
父上「でも判ってくれて嬉しいよ」
父上「また実験の手伝いをしてくれるかい?」
太宰「、はい」
父上「じゃあ先程の部屋に戻ろう」
父上「修治にやってもらいたい事があるんだ」
今度は優しく私の手を握って
部屋から連れ出した
太宰『ずっとこうやって生きていくのかな』
太宰『痛くて、苦しくて、つらい毎日』
もう死にたいな
数刻後
中也「やっと着いたッ」
敦「結構道のり長かったですね…」
国木田「戦う前に疲れてしまうな、」
其処にあったのは森の奥には普通無い様な
立派な豪邸だった
中也「よし、行くぞ」
敦「正面から行くんですか、!」
国木田「流石に危険ではないか?」
中也「…判った」
中也「じゃあ俺がインターホン鳴らすから」
中也「敵が俺の方に来たら隠れて二人で侵入しろ」
敦「了解です」
国木田「承知した」
中也『急に出てくる可能性もあるしな…』
緊張しながらインターホンを鳴らす
ピンポーン
・・・
反応は無かった
もしかしたらと思い扉に手を掛ける
ガチャッ
中也「…開いてるじゃねぇか」
敦「扉開きましたね」
国木田「此のまま3人で突入するか?」
中也「そうしよう」
成る可く気配を消し豪邸へ侵入した
2階まであり相当な広さだった
中也「手分けして探すぞ」
中也「俺は二階」
中也「お前らは一階だ」
国木田「承知した」
国木田「敦、行くぞ」
敦「はい!」
二階だけでも部屋数が凄く時間が掛かった
中也「チッ何処に居んだよ」
どの部屋も念入りに探すが見つからない
中也「一階だったのか?」
一回二人と合流する事にした
中也「居たか?」
国木田「全く見当たらない」
敦「姿どころか気配もありません」
中也『如何いう事だ』
中也『確かに発信機は此の豪邸を指してる 』
中也『なのに居ない何て有り得ねぇ』
中也「…隠し部屋か」
敦・国木田「!」
中也「お前ら壁や床をくまなく調べろ」
中也「絶対何処かにある筈だッ」
くまなく調べてから数十分後
中也『何だ此の壁』
不自然な壁を見つけた
押したりスライドしたりしていると
ガタッと音がしたのと同時に階段が現れた
中也「あったッ…!」
国木田「見つけたのか!」
中也「あぁ」
中也「こんな処にあるなんてな」
敦「此れで太宰さんを見つけられる!」
中也「行くぞッ」
もう少しで会える
助けられる
此の時の俺はそう思っていた
コメント待ってます!✨
コメント
1件
いや、もう…読んでて胸がギュッてなったよ…。 「修治なら大丈夫」「未だ頑張れる」って笑顔で電流流す父親、ホラーすぎるでしょ…。しかも「理解してくれないの?」って逆ギレするところ、現実の虐待みたいな歪んだ愛情でぞっとしたわ。 防音の部屋とか、血だらけで謝り続ける太宰さん…「もう死にたいな」の一文が冗談に思えなくてさ。中也たちが隠し階段見つけたとこで終わったけど、ほんと早く助けてあげてくれ…!次回が待ち遠しいけど、読むの覚悟いるわこれ。
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