コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
お久しぶりです、なおです。
結構久々の本編です。
太敦でございます。
季節ガン無視してます。
あれ?今冬だよね?((
そういえば、夏休みの宿題終わりました?
私は全く終わっておりません()
どうしよっかな……
まぁ、そんなんは自業自得として……
スタート!
窓の外が真っ白に染まっている。
小さな白い粒子が空から降り注ぐ。
今日はやけに寒い。
「おはよう」
「おはよう、鏡花ちゃん」
「雪、降ってるね」
「うん。綺麗」
「今日は鍋にしよう」
「お鍋!」
寒さとは真逆の暖かい会話を交わす。
今夜は鏡花ちゃんの為に湯豆府鍋にしよう。
悦んでくれるといいな。
探偵社の扉を開ける。
今日は何故だか騒がしい。
何かイベントでもあるのだろうか。
「やぁ、おはよう敦くん」
「あ、おはようございます、太宰さん」
太宰さんが珍しく遅刻していない。
明日は槍でも降るのだろうか。
「そうだ、太宰さん、今日は何かあるんですか? 」
「おや?知らないのかい?今日はクリスマスだよ?」
「クリスマス……」
「ん〜、本とかに載ってなかった?」
「あ!冬にツリーを飾る……?」
「そうそう!」
小さい頃、孤児院にあった書庫の本に載っていた。
どうやら冬にツリーを飾り付けたり、
サンタクロースとやらにプレゼントを貰うらしい。
「お願いがあるんだけどさ、」
「何です?」
「今夜サンタコスプ……」
「しません!!!!!」
今日一声が出た。
「やっぱり一番上は星ですわよね!」
彩られたツリーのてっぺんに輝く星が飾られた。
綺麗だ。
探偵社内がキラキラと輝いている。
そこに大きなホールケーキを持った国木田さんが来た。
「わぁ〜!美味しそうです〜!」
賢治くんが目を輝かせている。
力仕事を沢山していたので、お腹が空いていたのだろう。
「さて、そろそろ始めようかねェ」
「早くケーキ食べたーい」
「では、始めよう」
社長の声と共に皆が一斉にグラスを持った。
然して其の儘中央へグラスを持って行き、
乾杯、という皆の声とグラスをぶつけ合った音が響いた。
「あつしく〜ん……」
「何…って酒くさ!!」
「あはは、あつしくんもお酒呑むかぁい?」
「呑みません!僕未成年ですから!!」
相当酔っているのか腰周りにしがみついて離れない。
正に人間失格だ。
「敦から離れて」
「何故だい鏡花ちゃん」
「敦が困ってる」
「其れはいけないねぇ〜」
等と云い乍離さないのは何故だろう。
「あ、敦、今日は与謝野女医の処に泊まる事にした……」
「そっか」
「ごめんなさい……」
「いいよ!いいよ!楽しんで来てね!」
「……! うん…!」
三時間近くパーティーをしていた。
寝坊しては駄目だという事で全員帰された。
「さむ……」
「では私が温めてあげよう!」
「へっ?あ、太宰さん!?」
背後から突然現れた太宰に驚く。
「さ、外套の中に入って」
「え、?えっと……」
「……敦くんは恥ずかしがり屋だなぁ〜」
そう云い、太宰が敦の身体を引き寄せた。
其の儘外套で包み込んだ。
「!?」
「どう?あったかい?」
「……はい」
「そう、よかった」
優しい声で囁いた。
「あ、そうだ、プレゼントまだだったね」
「え?」
何処から取り出したのか大きめの箱を見せた。
「開けてみて?」
そう云われ、そっと開けてみた。
「わっ……!」
中には白い小さな虎のぬいぐるみが入っていた。
「可愛い……」
「だろう?」
「けど女慣れしてそうでムカつきますね」
「うぐ……」
「でも、嬉しいです」
「……ふふふ」
「では君からのプレゼント、貰おうか」
「えっ……」
「あれ、忘れてた?」
「……すみません……」
「……そっか」
笑っているけど、少し寂しそうに見えた。
「もう遅いから帰ろうか」
歩き出した太宰さんの背中が、
何とも申し訳無くなった。
だから、
太宰さんに近づいて、
其の綺麗な手を掴み、
引き寄せて、そっと、
接吻をした。
「あの、この程度で悪いんですけど……」
「之が、プレゼント、です……」
段々と恥ずかしくなり声が小さくなる。
「………」
暫くの間沈黙が続いたので、
ダメだったかと顔を少し上げた。
すると優しい笑みを浮かべた太宰が、
敦の頬に手を添えて優しく呟いた。
「おかわり」
柔らかい唇が当たった。
そっと目を開けた。
太宰と目が合った。
優しく微笑んだ。
今迄生きた中で、
一番幸せな時間だった。
私はサンタ信じとるからな。
根拠あるからな。
餓鬼とか云うんじゃねぇぞ……
結局信じたもんが勝ちなんだよ。
因みにこれガチですよ。
クリスマスプレゼントは太敦下さい。
あ、クリスマスで地味に嬉しい事あるんですけど、
クリスマスイブの次の日が家の兄の誕生日なんで、
ケーキ連続で食えるんですよね。
嬉しい。けど私はチョコケーキ派なんだよ。
いや全部食えるけどさ。美味いから。
あとがきの様なあとがきじゃない様なあとがきでした。
またね。