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君へ渡す言葉。

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君へ渡す言葉。

29 - おかわり。

♥

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2024年08月26日

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お久しぶりです、なおです。

結構久々の本編です。

太敦でございます。

季節ガン無視してます。

あれ?今冬だよね?((

そういえば、夏休みの宿題終わりました?

私は全く終わっておりません()

どうしよっかな……

まぁ、そんなんは自業自得として……

スタート!


窓の外が真っ白に染まっている。

小さな白い粒子が空から降り注ぐ。

今日はやけに寒い。

「おはよう」

「おはよう、鏡花ちゃん」

「雪、降ってるね」

「うん。綺麗」

「今日は鍋にしよう」

「お鍋!」

寒さとは真逆の暖かい会話を交わす。

今夜は鏡花ちゃんの為に湯豆府鍋にしよう。

悦んでくれるといいな。


探偵社の扉を開ける。

今日は何故だか騒がしい。

何かイベントでもあるのだろうか。

「やぁ、おはよう敦くん」

「あ、おはようございます、太宰さん」

太宰さんが珍しく遅刻していない。

明日は槍でも降るのだろうか。

「そうだ、太宰さん、今日は何かあるんですか? 」

「おや?知らないのかい?今日はクリスマスだよ?」

「クリスマス……」

「ん〜、本とかに載ってなかった?」

「あ!冬にツリーを飾る……?」

「そうそう!」

小さい頃、孤児院にあった書庫の本に載っていた。

どうやら冬にツリーを飾り付けたり、

サンタクロースとやらにプレゼントを貰うらしい。

「お願いがあるんだけどさ、」

「何です?」

「今夜サンタコスプ……」

「しません!!!!!」

今日一声が出た。


「やっぱり一番上は星ですわよね!」

彩られたツリーのてっぺんに輝く星が飾られた。

綺麗だ。

探偵社内がキラキラと輝いている。

そこに大きなホールケーキを持った国木田さんが来た。

「わぁ〜!美味しそうです〜!」

賢治くんが目を輝かせている。

力仕事を沢山していたので、お腹が空いていたのだろう。

「さて、そろそろ始めようかねェ」

「早くケーキ食べたーい」

「では、始めよう」

社長の声と共に皆が一斉にグラスを持った。

然して其の儘中央へグラスを持って行き、

乾杯、という皆の声とグラスをぶつけ合った音が響いた。


「あつしく〜ん……」

「何…って酒くさ!!」

「あはは、あつしくんもお酒呑むかぁい?」

「呑みません!僕未成年ですから!!」

相当酔っているのか腰周りにしがみついて離れない。

正に人間失格だ。

「敦から離れて」

「何故だい鏡花ちゃん」

「敦が困ってる」

「其れはいけないねぇ〜」

等と云い乍離さないのは何故だろう。

「あ、敦、今日は与謝野女医の処に泊まる事にした……」

「そっか」

「ごめんなさい……」

「いいよ!いいよ!楽しんで来てね!」

「……! うん…!」


三時間近くパーティーをしていた。

寝坊しては駄目だという事で全員帰された。

「さむ……」

「では私が温めてあげよう!」

「へっ?あ、太宰さん!?」

背後から突然現れた太宰に驚く。

「さ、外套の中に入って」

「え、?えっと……」

「……敦くんは恥ずかしがり屋だなぁ〜」

そう云い、太宰が敦の身体を引き寄せた。

其の儘外套で包み込んだ。

「!?」

「どう?あったかい?」

「……はい」

「そう、よかった」

優しい声で囁いた。

「あ、そうだ、プレゼントまだだったね」

「え?」

何処から取り出したのか大きめの箱を見せた。

「開けてみて?」

そう云われ、そっと開けてみた。

「わっ……!」

中には白い小さな虎のぬいぐるみが入っていた。

「可愛い……」

「だろう?」

「けど女慣れしてそうでムカつきますね」

「うぐ……」

「でも、嬉しいです」

「……ふふふ」

「では君からのプレゼント、貰おうか」

「えっ……」

「あれ、忘れてた?」

「……すみません……」

「……そっか」

笑っているけど、少し寂しそうに見えた。

「もう遅いから帰ろうか」

歩き出した太宰さんの背中が、

何とも申し訳無くなった。

だから、

太宰さんに近づいて、

其の綺麗な手を掴み、

引き寄せて、そっと、

接吻キスをした。

「あの、この程度で悪いんですけど……」

「之が、プレゼント、です……」

段々と恥ずかしくなり声が小さくなる。

「………」

暫くの間沈黙が続いたので、

ダメだったかと顔を少し上げた。

すると優しい笑みを浮かべた太宰が、

敦の頬に手を添えて優しく呟いた。

「おかわり」

柔らかい唇が当たった。

そっと目を開けた。

太宰と目が合った。

優しく微笑んだ。

今迄生きた中で、

一番幸せな時間だった。


私はサンタ信じとるからな。

根拠あるからな。

餓鬼とか云うんじゃねぇぞ……

結局信じたもんが勝ちなんだよ。

因みにこれガチですよ。

クリスマスプレゼントは太敦下さい。

あ、クリスマスで地味に嬉しい事あるんですけど、

クリスマスイブの次の日が家の兄の誕生日なんで、

ケーキ連続で食えるんですよね。

嬉しい。けど私はチョコケーキ派なんだよ。

いや全部食えるけどさ。美味いから。

あとがきの様なあとがきじゃない様なあとがきでした。

またね。

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