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『』
バタン
「んあ?何か落としたか?」
「何も落としてないよ?」
きょーさんは机の上に乗せていた足を勢いよく地面に足を落とす。
「らっだぁの部屋から何や音が聞こえたような?」
「ドウセナンカ落トシタンジャ無ィノ? 」
みどりくんは魔女帽子を触りながら言う。
「んー…行ってくるわ」
きょーさんはらっだぁの部屋に走って行った。
ガチャ
「おーい、大丈夫か…っておい!」
部屋に入るとらっだぁがベットの隣で倒れていた
が、何やら青く小さい物がらっだぁの髪や頬を引っ張ったりしている。
「な、何だこりゃおい、起きろ」
きょーさんは謎の青い生物を振り払いらっだぁを叩く。
「いった〜!!!」
きょーさんがらっだぁを叩くと痛そうな顔をしたらっだぁが体を丸める。
「おい、お前コイツら何だ!?」
らっだぁがムクリと起き上がるとすぐに目を丸くする。
「ラ?」
謎の青く丸っこい生物はこちらを見ると体を傾げる。
「おい!コイツらどっから連れて来たんだよ」
「いや、分かんない」
「はぁ?」
謎の青い生物は部屋の中を飛び回っている。
「ちょっと〜そんな大声出してどうしたの〜?」
コンちゃんに続いてレウさん、みどりくんが部屋に入る。
「きょーさんどうしたのー?って何これ!」
「この子達何処から連れてきたの?」
レウは驚いて思わず口に手を当てる。
みどりくんは手のひらに青い生物をのせて何やら喋っている。
「いや、それが分かんねぇんだよ。さっき部屋に入ったららっだぁが倒れててその周りにコイツらが…」
きょーさんがレウ達に説明しているとみどりくんが片方の手に青い生物をのせたまま袖を引っ張ってきた。
「なに?」
「コノ子達ラッダァガゴ主人トカ言ッテルケド」
「俺が主人?なった覚えないんだけど」
みどりくんの手のひらに乗っている青色の生物が自分を見つめる。
「多分だけどらっだぁの青鬼の能力が分裂したんじゃね?」
「え?急にそんな」
コンちゃんがふわふわと飛んでいた青い生物を優しく摘む。
「青鬼は自分の手に負えなくなると一時的に分裂してこんな形になることがあるんだよ」
「あぁ確かそうだったね」
へぇーコンちゃんって青鬼の事良く知ってんだ。