僕の恋。
朝目覚めると、子鳥のさえずりが聴こえる。
そして、母のうるさい声も聞こえる。
母「起きなさい!」
その声に反応して僕は目覚める。
僕「おはよう。」
寝癖の付いた髪を整え、白湯を飲み、制服を着る。
そして家を出る。
元気な小学生。早歩きのサラリーマン。
見慣れた風景だ。
今日は桜が咲いている。その花びらは、僕らを追い越した。
背中に衝撃が走る。
僕「わっ」
僕は、ビックリしてだらしない声を出した。
先輩「よっ!おはよう!」
彼は僕の先輩。なぜ僕と関わっているのか。と思うほど、容姿の整った綺麗な人だ。
僕「おはようございます。朝から元気ですね」
入学式の朝とは思えないほど元気な先輩だ。
先輩「まぁな!朝から元気出さなきゃ昼はやってこないぜ!」
意味のわからないことを言う。
唐突だが 僕は、彼のことが好きだ。
僕には釣り合わない。それは分かってる。
だから、この恋は隠すつもりだ。 墓場まで持っていく。
先輩「お前はいつもどうりクールだな!」
僕「先輩はいつも通りうるさいですね。」
と、僕は冗談交じりに本音を言う。
先輩は、うるせぇ。と言いながら鼻で笑う。
彼の笑い方が好きだ。
先輩と僕はもちろん学年が違う。
だから、学校に着いたらお別れだ。
先輩「じゃあな!」
先輩は手を振った。僕も振り返した。
彼はいつも通りうるさく、とても可愛い。
元気だな。と思いながら自分のクラスへ向かう。
扉を開けると、友達がどついてきた。
今日は2回もどつかれた。
友達「よっ!おはよ!」
僕「おはよう。」
こいつもまたうるさい。でも、一緒にいて楽しいから問題ない。
声のでかい新しい教師が朝礼をした。
後ろの席なのに耳が割れそうだ。前の席の人は無事なのか?
これからの授業の説明が終わり、ようやく昼休み。
お弁当を持ち、彼のクラスへ行く。
僕「先輩。」
僕の声が聞こえた先輩はこちらを向いた。
先輩「あ!きた!」
いつも一緒に昼ごはんを食べている。
食べる姿はリスのようで愛くるしい。
先輩の作る弁当、食べてみたい。
先輩「俺が作ったんだぞこれ。」
僕「知ってますよ。」
美味しそうな弁当を、美味しそうに頬張る先輩は本当に、本当に可愛い。その顔をおかずにしながらご飯を食べる。
それはいつも通りの変わらない日常。
先輩は今日も距離が近い。期待してしまうほどに。
僕「先輩、近いです。」
そう言うと先輩は笑いながら謝った。
今日は昼までだ。だから、昼休みが終わったら帰れる。先輩は帰りに遊びに行こうと誘ってきた。もちろん誘いを受けた。断る理由がない。もし先に予定があったとしても、先輩との予定を優先するだろう。
その日はとても楽しい1日だった。
少し、余談になるが話をしよう。
皆は”好きな人”が出来たことはあるか?
まぁ大体の人があるだろう。
色んな種類でいい。
家族愛。兄弟愛。友情。愛情。恋愛。
色々ある。
僕は、どれもなかった。そう、先輩が初めての”好きな人”だ。
僕は、母親も、父親も、友達も。全員どうでもいい。 と思うような人間だ。
そんな僕が唯一、先輩を好きになった。
きっかけを話そう。
僕は、小さい頃公園でよく泣いていた。
理由は様々だ。怒られた。転けた。喧嘩した。そんなくだらない理由で泣いていた。
先輩と初めてあった日も泣いていた。
その日は、友達と喧嘩して暴力を振られた。
僕が弱いのが行けない。と思い込んだ。
先輩は僕を見つけると話しかけて、
「どうしたの?大丈夫?」と言ってくれた。
僕と先輩は1つしか年が違わないのに、とてもかっこよかった。うれしかった。
そして話を聞いてくれた。その日から遊ぶようになった。徐々に好きになって言った。
つまらないし、2次元によくある話だ。
だけど、僕はそんな彼がとても眩しく、かっこいい。と思った。
仲良くするうちに距離が縮まって、精神的にも物理的にも、近距離になった。
というのが僕のきっかけだ。
話を聞いてくれてありがとう。
さぁ、 今日は寝よう。おやすみ。
今日もまた、同じ1日が来た。いや、
同じ1日だと思っていた。
朝目覚めると、子鳥のさえずりが聴こえる。
そして、母のうるさい声も聞こえる。
母「起きなさい!」
その声に反応して僕は目覚める。
僕「おはよう。」
寝癖の付いた髪を整え、白湯を飲み、制服を着る。
そして家を出る。
元気な小学生。早歩きのサラリーマン。
見慣れた風景だ。だがひとつ、違うことがあった。今日は先輩がどついてこない。
風邪をひいたのか?と心配になった。
そして目を学校の方に向けると
女の
人と並んで歩く先輩の姿
があった。
僕は、少し
戸惑った。だが先輩のことだ。
性格も、顔も、頭もいい先輩
はモテる。
そもそも僕と関わってるのがおかしいくらいだ。
今日も、でかい声の教師が朝礼をし、面倒くさい授業を受け、昼休みが来た。
先輩のクラスへ向かった。
僕「先輩。」
いつも通り先輩はこっちを向いた。
よかった。と、安心した。
先輩「お!昼飯食おうぜ!」
笑顔でそう言った。嬉しい。
いつも通り屋上でご飯を食べる。
先輩の弁当も美味しそう。僕の弁当も美味しい。
先輩が口を開いた。
先輩「なぁ、相談があるんだけどさ」
僕は、嫌な予感がした。
先輩「俺、好きな人がいるんだ。」
雷が落ちたような衝撃を受けた。
僕「へぇ。」
平然を保
ち、返事をした。
僕「それで?」
先輩「告白、しようと 思っ てるんだ」
僕「そうなんですね。」
僕は、淡い期待をした。
僕のことが好きなんじゃないか。告白されるのは僕なんじゃないか。と。
だが、その期待は
崩れた。
放課後、先輩と一緒に帰った時、言われた。
先輩「俺、好きな 人と 付き 合えた」
僕は、頭が真っ
白になっ た
そうか。僕の恋は
終わったん
だ
僕「先輩、今度合わせてくださいよ」
先輩「え〜、恥ずいな笑」
僕「先輩の好きな人、会ってみたいな。」
先輩「わかった、明日聞いてみるよ笑」
好きな人のはな4をするせん輩はとて・も
た のしそ♪うだ った
先輩と、先輩の恋44人さんと会う日。
僕の家に招いた。
先輩の恋人さんは
男だった。
女性なら諦められた。いや、無理かもしれない。でも男なのはなんでだ。僕でよかった。僕の方が良かった。男なら僕にもチャンスがあった。僕くくにしとけばばよかったのに。そう思ってててもおそかっ。
先輩「俺の、彼氏。」
先輩「失望、した?」
僕「…キモ」
彼氏「は?」
先輩「だよ、な」
僕「男と付き合うとかキモすぎ。」
僕は言ってはいけない言葉を出した。
先輩はとても悲しそうだった。
彼氏とやらは怒っていた。
僕は、必死にににににひひていした。
僕「先輩ごめんなさい違うんです嘘ですキモイなんて思ってないです」
でも、遅かった。先輩は悲しそうな顔をしてた。
先輩「…」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 。
僕は、怒りに任せて動いた。
きずくと周りは真っ赤にそまってい た。
部屋には、怯えた可愛い先輩と、血まみれの僕と、げんけいのとどまっていない、美しい顔をした先輩の彼氏さんが倒れていた。
おびえたせんぱぱぱぱぱぱいはとてもかかかかかかかわわわいい。
僕「先輩。どうしたの。そんなに怯えて」
先輩「へぁ…」
先輩はだらしない声を出した。
あぁかわいい。かわいい。かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかかわいいいかわわわいいかかわいい可愛い
先輩「おま、え、な、なにして、」
先輩は震えて上手く喋れていない。
先輩、かわいい。
かわいい。
かわいい。
かわいい。
怯えた先輩も可愛いよ。僕だけの先輩。
もう邪魔するやつはいない。先輩、安心して僕と付き合えるよ。
脅されて怖かったんだよね。こいつに脅されたんだよね。もう大丈夫。安心して僕と付き合えるよ。もう大丈夫。邪魔するやつはいないよ。安心して。可愛いね。僕だけの先輩。僕と付き合えるよ。安心して。邪魔するやつはいない。かわいい。
部屋には鉄の匂いと、尿の匂いがした。
先輩、怖くて漏らしたみたい。
そんなとこも可愛い。
僕は、漏らした尿を指で触って舐めた。
あぁ、先輩の味がする。
先輩は泣いている。
先輩の顔を舐めた。とても塩辛い味だ。
美味しい。美味しい。
先輩、安心して。僕が守ってあげる。
変な虫がつかないようにね。
もしついた時は今みたいに潰してあげる。
だから安心して。
そういえば先輩、今度旅行に行こうって言ってたよね。
どこに行こうか
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