毎日投稿3日目!
ということで珍しく青水です!
ちなみに前編、中編、後編と分かれておりますので3日間是非お楽しみください!
どうぞ!
クラスで人気ないふくん
成績優秀、スポーツ万能、全員に優しい…などなど、あげだしたらきりがないほどすごい人
そして僕の好きな人でもある
一応僕といふくんは幼馴染で小さい頃はよく遊んでいた
でもいつからか段々と距離が離れていって今では話せる様な仲でも、存在でも無くなってしまった
そんな僕でも1つだけ、いふくんの秘密を知っている
僕達は小さい時2人で遊んでいたら誘拐されそうになった事がある。でもその時優しくてかっこいい警察の人が助けてくれて僕らは警察になろう!とその日から一緒に勉強や筋トレを始めた
僕もいふくんも飲み込みは早い方だったから勉強はすぐ分かったし、筋トレやスポーツもすぐ出来る様になった
そうしたらある日、偶然その警察の人と会うことができた
警察になりたくて色々している事を教えたら自分がやってる筋トレメニューを教えてくれたり勉強本をくれたりした
しかし、それは予想以上に難しくて時が流れるうちにいふくんは諦めて離れていってしまった
でも今成績優秀で運動神経が良いのはあの時色々やっていたから…これが僕の知っている秘密
ちなみに僕はいふくんがいなくなってしまったから警察は諦めたけど今は自衛隊の情報科になろうと思って勉強している。もちろん筋トレも怠ってない
でも僕は人気者になるのは向いてないから少し暗い雰囲気を出して陰キャもどきになっている
成績の方は手を抜いていないが。
でも本当はいふくんとまた話せるようになりたいし仲良くなりたい
ま、無理な話かもしれないけどね
というか一応授業中なのにこんな事考えるのは違うか(((
モ「体育祭の種目、リレーだけ決まってないので誰がやってくれませんか?」
絶対に嫌だな…目立ちたくないし
先「…決まらないなら私が勝手に決める」
先「2人だったよな?」
モ「はい」
先「じゃあ猫宮と稲荷」
青「…え、?」
は…?
ちょっと待って普通に無理なんだけど
というかこの担任妙に鋭いんだよな
絶対僕が運動出来るの分かって言ったじゃん
先「異論は認めない、はいじゃー授業終了」
先「起立、気おつけー、礼…あざしたー」
適当すぎるだろ…
青「稲荷…」
水「あ、はい!」
苗字で呼ばれたことに驚いてつい敬語で返してしまった
青「リレー…よろしく…」
水「よろしくね…♪」
ちょっと気まずい雰囲気が流れいふくんはいつものグループに戻っていく
そこの会話からは稲荷なのはあり得ないだのあいつは猫宮と釣り合わないだの、好き勝手言われている
でもいふくんはなにも言ってはいない
…ってか今日練習あるのか…
喋りたかったはずなのに気まずくてどこか喋りたくないと思っている自分もいる
先「はーいじゃあ練習始めろ〜」
水「えっと…バトンパスの練習からする?」
青「…しなくても大丈夫やない?」
水「じゃあ走ってみる?」
青「そうやな」
水(いーやめちゃくちゃ気まずいッッッッ!!!)
予想以上に気まずくて本気で走るか適当に練習スピードで走るか悩んでどうしたらいいか分からなくなってきた
先「おー相変わらず気まずそうだなお前ら」
水「え、先生?」
青「なんでおるんすか…」
先「もちろん悩める学生を助けてやろうと思って」
水「どういうことか全くわからないんですけど」
先「だからお前らまずはゆっくり話して仲を深めれば?」
水「え、でも練習は??」
先「ばかお前仲を深めて息を合わせるのも練習だろうが」
水「えぇ…」
先「ってわけでお前らはこの1時間話すだけな、もちろん強制」
水「無茶苦茶な人…懲戒免職…」
先「不穏なワードを呟くな」
先「あーそうだ猫宮、」
青「…はい?」
先「せっかく話す機会与えてやったんだから頑張れよ((コソッ」
青「………」
先「んじゃーな!」
水「あ、ぇ…行っちゃった…」
青「ほとけ、」
水「なぁに?」
青「強制って言われたし…話そか?♪」
水「うん、!」
こんな半ば強引に与えられた機会だけど、このチャンスを逃す訳には行かない
仲…戻せると良いな…
青「ね、覚えてる?俺らが特訓してた頃のこと」
水「めっちゃよく覚えてるよ」
青「俺が逃げたのも…?」
水「逃げたとは思ってないよ、笑」
青「…俺は逃げたと思ってる。でもほとけは逃げずに俺がいなくなった後も毎日特訓して、勉強してたんやろ?」
水「そうだね」
青「ほんまにすごいなって思ってて…逃げてもうた俺なんかが話しかけて良いのかなって…思って…」
青「それで段々話さなくなったけど…俺はまたほとけと仲良くしたい…かも」
水「…かも、っていうのがいふくんっぽいねw」
水「っていうか僕も同じ様なこと考えてたよ?」
青「え?」
水「成績優秀、運動も出来る孤高の人気者になって遠くなっていくいふくんを見て、もう話しかけられないなーって…思ってた笑」
青「…毎回テストで俺は2位なんよ、この学校順位が張り出されないやろ?」
青「だから毎回全教科90点台を取っても1位を取れなくて上にいるのは誰だろうと思ってたけど…」
青「意外と近くにいるもんやな…ほとけ、w」
水「んふふっ、♪」
青「んね、」
青「また仲良くしたい」
水「今度はかもじゃないんだ、笑」
水「いいよ、ってうかお願いします…かな?w」
青「そうやね♪」
キーンコーンカーンコーン
水「チャイムなったね」
青「明日からの練習はちゃんとやろうな♪」
水「うん!」
コメント
4件
んもぉ〜あおはるが尊すぎるし可愛すぎるわっ!! 私その先生欲しい() こーゆー幼馴染のちょっとしたすれ違いってめちゃめちゃ良くない…? お互い尊敬?し合ってるのがもう…! 明日と明後日の楽しみが増えたわ
神作すぎる〜!!! 先生ないすすぎんか!? 🤪に耳打ちするってことは💎くんになんかあるんかな? 警察の💎も自衛隊の💎もどっちでもありだなぁ。絶対かっこいいやん! バトンパスの練習なくていいだなんてさすが幼馴染だわ。お互いあんまり関わってないのに信頼しあってる感じが神すぎる!! 続きも待ってます!