未来:「考えないようにしていた。まさかとは思っていた...だが。」
霊:なんで...!
獬:さっきまでの余裕はどうしたんだ。
未来:なんでその名前を知ってる!
獬:知ってたらダメなのか。
未来:ダメに決まってるだろ!
獬:なんでそんな怒ってる。
霊:先生...
獬:先生ね。
未来:先生なんかじぁねぇ。この犯罪者が!
獬:そんなこと言うなよ。俺は犯罪者じぁねぇ。
未来:じぁなんだって言うんだ。
獬:いっぱいあるだろ、能力者とか科学者とか。
未来:科学者?
獬:あぁ、そうだ俺は科学者だ。
未来:どこがだよ...
獬:俺のやったこと全部だ。
未来:何言ってんだ。
獬:だから、全部だよ全部。殺しもただの能力の実験だ。
未来:何言ってやがる...
獬:それより、なんで俺がコレを作った犯人だとわかった?
未来:いいよ教えてやるよ。お前と学校で話した時あったよな。
獬:あったな
未来:あん時だ
獬:なんだと...まさか...あの時か!
未来:気づいたか。
霊:?
未来:実はよコイツと話した時があったんだ
霊:今日?
未来:いや、もっと前だ。その時から俺はコイツを疑ってた。てか犯人だと思っていた。
獬:入学式の時か?
未来:よくわかったな
霊:そんな前に...「私達は今二年生だから...」
未来:そうだ、コイツはその時に俺を呼び出した。恐らく疑われないためだろう。
獬:それだけで俺だと。
未来:その後だ、俺は教室に帰る前に少しお前の様子を見ていた...使ったよな能力を...怪物になる能力を。
獬:そこまでバレてたとは...
霊:でも…それだけで。
未来:それだけじゃない。今日も帰る前にコイツを見たその時も能力を使っていた。
獬:やはりお前は危険だな...「何故だ?何故能力を使った瞬間がバレてる。」
未来:認めたか
獬:認めるよ...そして今日終わらせる。
未来:その前にお前を再起不能にしてやる。
獬:終わらせる前にひとついいか。
未来:なんだ?
獬:なんで能力を使った瞬間を見れた。何故俺が気がつかなかった。
霊:確かに
未来:そんなもん言う必要はない。
獬:そうかまぁいい。なら...死ね
ゴウォン
未来:またそれか
獬:小手調べだ
ゴウォン バキィ
未来:グワァ
獬:当たった
霊:未来!大丈夫!
未来:...
獬:死んだか...
霊:許さない
獬:許さないか...やってみろ弱者。
【完】