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霙 @ スパレイ
31
#青春恋愛
宇津Q
478
星のない夜、君を想う
〜Prologue〜
『君と話しているこの時間が永遠なら』
そんな言葉を瞬きの数だけ心の奥底で呟いた
君との時間も俺にとって雨の後の虹のように一瞬で儚くて、星のように静かで美しいんだ
「千星、おはよう」
時は昭和
太平洋戦争真っ只中の1944年
沖縄
14才の秋
〝おはよう。結(ゆう)〟
朝霧の中を彼女の透き通る声が俺の耳へすんなりと入ってくる
柊 千星(ヒイラギ チセ)
俺と同じ実業学校の2学年生で同じ組の女子だ
そして俺の片思いが行き着く先でもある
「今日途中でこんな石を拾ったんだ」
海のように透き通る、美しい青
俺が持っていると違和感を感じるほどに奇麗だ
「千星にあげるよ」
美しい君が持っていた方が何千倍もよく似合う
それに、そんな石ころなんかと比べ物にならないほどに君の方が輝いて見える。
そんな到底口には出せない思いをぐるぐると繰り返していた
〝いいの?ありがとう〟
千星は石を太陽のほうへ掲げ、まだ出始めたば
かりの朝日に照らした
〝きれー。大切にするね〟
そう言っていつもの優しい笑顔を俺に見せる君が同仕様もないほど好き
もう後戻りできないほど俺は底なしの魅力に惹かれていってしまったんだ
Prologue to end.
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コメント
1件
わあ…っ、1944年沖縄で実業学校の淡い片想い、という設定だけで既に胸が苦しくなったんだけど!?😭💔 「君との時間は雨の後の虹のように一瞬で儚くて、星のように美しい」みたいな比喰、青春時代にだれしも心の奥でつぶやいたことある甘酸っぱい思いがぎゅっと詰まってるよね…🌌✨ しかも青い石を朝日にかざす千星の「きれー。大切にするね」の笑顔、こっちまで目に浮かぶようでドキドキが止まらん!この時代の重さの中でこんな純粋な恋心が輝いてるのが切なすぎるよ…続きが気になって仕方ない、第一話待ってる!!🌸