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※M視点
なぁ、けちゃお。俺はさ、お前が思ってるよりもずっとずっと…独占欲が強いんだ。
予定通り、俺の処女はけちゃおにあげれた。
これで。
「俺だけのけちゃだ」
初めての行為の直後、けちゃを抱き締めて小さく呟いた。
俺より低い背丈で、俺の方が力も強い。どちらかと言えばナヨナヨしている雰囲気を持つけちゃおだけど…。
後半、凄かった…♡いつもと違うけちゃお…かっこよかったなぁ…♡
「ん…けちゃ…好きぃ……♡」
「っ、まぜちぃ♡僕は愛してるっ♡」
俺も愛してる…♡
そう。このまま、こいつの魅力に誰1人として気づかなくていい。
学校など外では、俺が彼氏だって思われるように、わざと仕向けたんだから。
「けちゃお、ぶつかるぞ」
「わぁ!ありがとまぜち〜!」
いつものように、危なっかしいけちゃおの世話を焼く。
そうすると、女子たちがワーキャーどよめいてくれる。
「あの2人…やっぱりまぜ太くんが攻めよね?」
「それ以外ありえないでしょ!」
「けちゃくんにまぜ太くんは攻められないわ!」
その会話を聞いて、密かにほくそ笑んだ。
お前らに、けちゃおの全部も俺の全部も教えてやんねーよ。ばーか。
「まぜち〜?」
「ごめんごめん、行こうぜ」
この学校でのけちゃおの評価は、誰に聞いても『可愛い』だろう。
可愛い部分はみんな知ってしまってるけど…けちゃおのかっこいい部分だけは、俺だけが独占してやる。
「…俺だけの彼氏…だからな♡」
「?なんか言った?まぜち」
「いや、なんにも?」
首を傾げながらも、ぴょこぴょこゆるキャラみたいに歩くけちゃお。
こんな可愛いけちゃおが、俺を抱いている時だけは獣みたいな顔をするなんて、誰も知らなくていいんだ。
「あ!ここいい感じに人いないよ〜!まぜちぃ!ここでお昼食べよ!」
「おー」
「いっただっきまーす!えへへ!」
「…何ニヤニヤしてんだよ」
「えへ、だって…今日のお弁当、まぜちの手作りだもん♪」
「…学校の奴らには内緒だからな」
「えへへ、なんか結婚してるみたい!」
「けちゃおと結婚したら大変そ〜」
「えぇ〜!?」
本当は心臓がバクバクうるさく鳴っている。
好きな人と結婚なんて…嬉しくないわけがない。
嬉しがってるとこや照れてるとこを見られたら…俺のイメージが崩れちまう。ここは我慢我慢。
「あ…けちゃ、ご飯粒ついてる」
「えぇ!?どこどこ!?」
「…んっ」
けちゃおの襟元を軽く掴んで、ちゅっとわざと音を立てる。
飯粒がついてるなんて、そんなの。
「…嘘だよ」
「…まぜち…っ」
あ、瞳に獣がいる。
「…っ♡」
俺はきっと、期待でいっぱいの目線をけちゃおに向けてるんだろうな。
「食べ終わったら…ちょっとだけ、いい?」
「ん…バレないとこで…な?」
これからもいっぱい俺のこと、喰らい尽くせよ?俺だけのけちゃお…♡
そしたら、お前にだけ…本当の俺を見せてあげるから。