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少し前に、クリスマスに街を回りませんかと手紙を出した。一昨日返事が来たが、答えはYesで、やっと安心した。
僕は今日の日の為にレモンちゃんにファッションについて教えてもらったし、距離を近づけるための秘訣についても教えてもらった。
それもこれも全部…オットーさんともっと仲良くなるため…!!
『ごめんなさい!少し待ちましたか?』
考え事をしていて気づかなかったのか、いつの間にか近くに来ていたオットーを見てびっくりする。
「い、いえ!全然!…」
二人で無言で見つめ合う謎の時間が数分続いたあと、フィンが行きましょうかと微笑んで歩き始めた。
2人は色んなとこを回って、食べたり見たりして楽しんだ。最後にお土産を買うことにして、 宝石屋を訪れていた。
「…(このペンダント…)」
『…それ、買うんですか?』
「あ…決まったわけじゃないんです。悩み中と言いますか…」
『……フィンさんはなんでも似合いますが…僕も探すの手伝いますよ!』
「…いえ、僕じゃなくて…その……人にあげるものなので…ひ、一人で決めます!」
『…では、お相手の為にも、とっても素敵なの選んであげてくださいね。僕は隣のお店見て来ますので。』
「…あ、はい!」
数十分悩んだ末ようやくグレー系の青色の宝石のペンダントを買ってオットーのところに戻った。
「時間かかりました…すいません……!」
『いえいえ、僕もいっぱい買えたので、大丈夫です!』
ふんっと満足気に沢山の紙袋を見せるオットーを見て、すこしほっとしたようだった。
「その…そろそろ帰りますか…?」
『あー……そうですね。時間も遅いですし、何よりフィンさんは早く帰らないとでしょう?』
「え!僕のことはお気になさらず!」
『ダメです!同じ部屋のお友達がきっと心配していますよ?学校の近くまで送るので…』
「…わ、分かりました…」
渋々帰ることにした2人は他愛もない会話をして学校の門の前まで向かった。
『…着きましたね。』
「…ですね。」
少し無言の時間が続いたあと、フィンが照れくさそうに小さな箱を差し出した。
「…よかったら、受け取ってください。」
オットーはびっくりした様子で受け取り、ゆっくり箱を開ける。
「…その…オットーさんの目の色と同じ色の宝石なんです。似合うと思ったので…ど、どうですかね…?」
『……とても…とても気に入りました…!ありがとうございます!!フィン くん!』
「……!!!」
初めての君付けに照れ始めるフィンをよそに、オットーも何かを手渡した。
『これ、さっきお茶屋さんで買ったんです!紅茶のセット!フィンくんっぽいと思いまして…お友達と一緒に飲んでください!』
「…あ、ありがとうございます…!!飲むの楽しみです…!」
「…その、オットーさん。」
『…はい?』
「け、敬語やめませんか?」
「……………」『……………』
『…そうですね。敬語にはなっちゃいますが、ちょっとフラットな敬語にしますね。』
「…フラットな敬語って……でも、オットーさんらしいのでいいですかね。 」
『…フィンくんはやめないんですか? 』
「それはっ!オットーさんの方が年上ですから! 」
『でも友達ですよ〜? 』
「……………」
「…オットーくん……きょ、今日は……ありがと…」
『…ちょっとぎこちないけど、フィンくんらしいです!』
「(友達……!!)」
「フィンくん!昨日は上手く行きましたか?イチャイチャできました!?チューは!?!?」
「…友達になれたよ。」
「きゃー!進展はあったんですね!!」
わたし達も先に進みましょうか!?とマッシュに圧をかけるレモンを横目に、ドットの淹れた紅茶を飲む。
「…スッキリして甘いなぁ……」
「…ん?オットー、そのペンダント、どしたの?」
「ナツキさん!これ、友達から貰ったんですよ。…ふふ……」
「…だからずっとニヤニヤしてたのか……気持ち悪っ!」
「…ナツキさん人のこと言えないですよ。」