コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
君彼3部作聞いてたらとんでも9角関係を思い付いてしまいました。
9角関係ってくそむずない?
とは思ったものの書きたかったので書いていこうかと。
ちなみに台詞順で行くので
めめ→さく→なべ→らう→あべ→ふか→いわ→だて→こじ→めめ
こうなってます。ややこしや。あと時系列が凄いことになってるかもしれませんが多めに見てください。
めめさく
目黒side
“風呂友”なんて呼び名がついているくらい、彼と自身との距離は近い。というか、彼は俺だけでなく他の人との距離もかなり近い。誰よりも彼へ好意を寄せている筈なのに、いつまで経っても彼は気付いてくれない。
______________________________________
ラウールside
【え、めめって佐久間くんのこと好きなの?】
「どこ情報だよそれ」
【…ふーん、その感じだと結構あれなんだ。告白とかアピールとかしないの?】
「大好きだとは自分からは言わないかなぁ笑」
【えー俺ならちょっとずつアピールするけどなぁ】
彼の目は俺から離され少し遠くで1人数式が書かれたノートと向き合うメンバーに向けられていた。
______________________________________
目黒side
…自分からは言わない?違う、言えないだけだ。どうやら彼は彼で好きな人がいるみたいだから。それに何度家に来ても彼は絶対日付が変わる頃に帰ってしまう。まるでシンデレラのように。彼のガラスの靴を脱がせられるのが俺だったらどれほど良かっただろうか。今日もまた彼が家に来る。それがとても嬉しくて、どうしても苦しい
______________________________________
『んーーやっぱ蓮の家落ち着くわ、実家みてえ笑』
「実家って笑 …てかさ、こんな時間だし今日は泊まっていきます?」
時計の針がさしているのは短い針が12の手前、長い針はそれより少し左。いつもならこれくらいの時間に帰り支度を始める彼が今日は当然のごとく家に居る。もう少しで12時を過ぎると言うのに帰らないなんて、少し期待してしまってもいいんだろうか。この後もし勇気が出たら冗談で言おうかな。
“大好き”
いや無理だ、どう考えても。絶対に言えない、そんなことを言える筈がないし言っていいわけもない。どうせ今日も彼は12時に帰るんだろうな。そう思えば俺の思考を読んだかのようなタイミングで
『んや、やっぱ帰るわ。ごめんな長居して』
今日も言えなかったな。彼はこの後何を考えて、どう過ごすんだろう。そこに俺が入り込む余地はきっとない。時計の針がカチリと音を立てて10月17日になったことを告げた。
______________________________________
佐久間side
蓮の家を出て何か買って帰ろうかと思いコンビニに寄ると見覚えのある後ろ姿が。
『…翔太?』
《ん?あれ、佐久間じゃん。なんでこんな時間にこんなとこ居んだよ笑》
『ちょっと酒買いに来た笑』
《まじ?俺もなんだけど。どうせなら飲み行こうぜ》
蓮には悪いけど泊まりの誘いを断って良かった。たまたま出会った彼と二人でコンビニを出て歩きだす。今日は月が綺麗だ