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さのじん
ショタになっちゃった勇斗くん。
、、、、は?
朝起きて鏡を見ると、
所謂、”ショタ” というものになっていた
ん?なんだ、夢か??
黒ずくめの連中に何か飲まされて小さくなった?
俺はこれから見た目は子供頭脳は大人な名探偵の真似事でもするのだろうか?
そんなふざけたことを思いながらベタに頬をつねってみたが
どんなにやっても痛いだけ。
どうやら現実のようだった。
、、俺変なの食った?
昨日のことを冷静に思い返す。
、、、、、この前舜太から貰ったなんのラベルもついてないラムネ。
昨日の夜台本を読むのに集中力を高めようと食べたがまさかそれ、、?
今日は午前中からM!LKメンバーと企画会議の予定だったけど、
マネに体調不良と連絡して休ませてもらうことにした。
同時に舜太にもLINEを送るとすぐに返信が来た。
舜:勇ちゃん食べたん?!w
あれホンマに効くんや!!でも店員さんには一定時間経過すると元に戻るって聞いたから安心して!
お前が渡してきたくせに、食べたん?はおかしいやろ、、、
と、色々言いたいことはあったが、
まあ、元に戻るならいっか。
最近ドラマや雑誌の撮影などで忙しかったし、
たまには1日ゆっくりするかなーなんて、ベッドに寝転びながら呑気に考えていたらいつの間にか寝ていた。
ガチャリと玄関の開く音で目を覚ました。
え、、?誰?鍵かけてたはず、、、マネ?
?:はやとー?寝てんのか?
声の主が寝室の扉を開けて、
ベッドにいる俺と目が合う。
仁:え、、、?
あーーーー、、、と、はやと、じゃ、ない?
ごめんびっくりさせたね?
勇人の弟ー、、はこんな小さくないか。
従兄弟? 親戚とか?
声の主は仁人で、どうやら俺だということに気づいてないみたいだ。
そりゃこんな非現実的なこと理解できるわけが無い。
、、、!いーこと思いついた☆
勇:、、もしかして、仁ちゃん?
仁:え?なんで知ってんの?
勇:やっぱり!仁ちゃんだ!
勇人兄ちゃんがよく話してくれるから!!
はしゃぎながら仁人に抱きつく。
、、我ながら圧巻の演技力。
伊達に多数のドラマや映画に出演してない。
さすが俺。”2024年の顔” 佐野勇斗。
にしても、
仁人を下から見上げる日がくるとは、、
いつもは仁人のことを見下ろしてばかりで、小さくて可愛いなーくらいに思ってたけど、 こう見るとちゃんと背高いんよなー。
仁:えーそうなん、
俺の何を話すんだよあいつww
え、てか、勇人は?
俺の頭を撫でながら尋ねる。
勇:、、あー、病院行ってくるって、
さっき出てっちゃった。
仁:そっかー、、じゃ帰ってくるまでテキトーに片付けでもして待ってるかー。
勇:仁ちゃんは、勇人兄ちゃんが心配で様子見に来たの、、?
仁:んー、そうだね。
、、あいつ、いっつも一人で抱え込んで無理ばっかするからさ。
そういいながら仁人は口元を手で隠していたが、耳は赤くなっていて恥ずかしくなっているのがわかる。
いつもそんな事素直に言わないくせに、
本当はめちゃめちゃ心配してくれてんだな。
俺は嬉しいあまり口角が上がりそうになるのを誤魔化すように頬を手で抑えた。
勇:ねー仁ちゃん。お腹空いた。
仁:おー、勇人ん家どうせなんにもないと思って色々買ってきたんよ。テキトーに作るから待ってな?
仁人は俺の頭をポンポンとすると買い物袋を持って台所へ歩いていった。
普段の仁人ならそんなことしない!
え!!!仁人の長男ムーブ?!?!
いつもはもうすんごいわがままなのに!
仁人が後輩メンバーから好かれてるのはこういう所なのか、、、
そんなことを考えていると仁人がお皿を持って台所から戻ってきた。
テーブルに置かれたのは、
卵がふわふわのオムライス。
ケチャップで丁寧に描かれてある、
“チェスト”の文字に
思わず吹き出しそうになった。
こいつはいつでもどこでもチェストなんだな。
仁:吉田特製オムライス。
俺の作るオムライスは勇人しか食ったことないからこれで二人目だ、ラッキーだねお前。
聞きましたかみなさん。
俺にしか食べさせたことないらしいです、オムライス。
2人目も俺なんで、これはもう実質俺のためだけのオムライスですよ。
勇:ねー仁ちゃん、あーーんして食べさして?
仁:自分で食えるだろー、、しゃーねえなー。
はい、あーん。
あの!仁人が!あーんをしてくれてる!!
小さくなるのも悪くないかも?!?!
勇:あーんむ、、っんまあああああ!
めっちゃ美味しい!!!
仁:だろー?ほら食え食え。
仁人があーんしてくれるからいつもより増して美味しいです。今回ばかりはありがとう舜太、、、
口の周りに着いたケチャップを仁人がティッシュで拭き取ってくれる。最高。
仁:、、、なーんか、食べてる時の顔とか、反応とか、勇人もそういう顔すんだよな。
というか、雰囲気とか昔の勇人の面影あるわ。
親戚だからってこんなに似るもんかね、すご。
、、似てるも何も、俺だもん。
顔をまじまじと見つめられ、仁人の丸くて黒い瞳に吸い込まれそうで、見透かされそうで、俺は少し目を逸らした。
あっという間に食べ終わり、
しばらくして、 お腹も満たされたからか、
やってくる睡魔に目を擦ると仁人が気づいて寝室を指さす。
仁:ん、眠いか?
いーよ寝てきな、俺勇斗帰ってくるまでは家居とくから。
勇:、、んー、、こっちがいい、
俺は仁人の膝の上に向かい合って座り抱きついた。仁人の匂いが心地よくてよりまぶたが重くなる。
仁:ぅおっ、、しゃーねーな、、
寝かしつけるように俺の頭を撫でる仁人の手の温もりも、より眠気を誘ってきた。
仁:ぁー、、子供体温あったけー。
なんか俺も、ねむくなってきた、かも、、、
そりゃ朝早くから起きてメンバーと企画会議やらしてそのまま俺の家に来てるわけだし疲れて眠くもなるよな。
ちょっとだけと言いながら、
仁人は俺を抱えながらソファに横になった。
仁:ん、、今気づいたけどお前、、すげー勇斗の匂い、する、、いい匂い、、、てか、勇斗、、遅せぇな、、いつ帰って、、、
言葉からすぅすぅと寝息に変わった仁人の頬にキスをして 仁人の腕に包まれながら俺も眠りについた。
どれくらい眠っていたのだろうか
急に頬に鈍い痛みを感じ目が覚めると俺の頬を抓る仁人と目が合った
勇:んぅーいたいよじんちゃん、、勇斗兄ちゃんまだ帰ってこない、、?
仁:おはよう “はやと”
勇:、、、、、あ☆
仁:あ☆ じゃねえよどういうことだ?ん?
勇斗兄ちゃんって言ったよなァ??
どうやら寝ている間に薬の効果が解けていたようで、俺は元の身体に戻っていた。
仁人の目は明らかに怒りの眼差し。
勇:まてまてまて!説明するから!!!
実はー、、、!!
俺は事の発端を最初から説明した。
仁:、、んだよ、、なら先に言ってくれればよかったじゃんか、、
勇:だって、来ると思ってなかったし、そもそも説明しても信じてくれなそうだしさ。
仁人も、従兄弟か親戚かー?なんて、勝手話進めるし、つい悪ノリで、、 まあでも、
ごめん。嘘ついて。
仁人のことを抱き寄せると、
それに応えるように仁人も腕を絡めてきた
仁:、、心配した。
お前全然帰ってこねーと思って、、
勇:ん、ごめんね。
仁:、、、安心したら腹減った。焼肉。
勇:ご馳走します。
仁:許す。
勇:っし、じゃ行くか!
仁:うん、、あ、その前に。勇斗。
勇:ん?、、ッ!!
その場で立ち上がり玄関に向かおうとした所を仁人に呼び止められ振り返ると、唇に柔らかい感触。
仁:、、、ん、おわり。いこ。//
キスをしてきた当の本人は俯いて耳まで真っ赤になっている。
勇:は、、ッ可愛い!なに?!仁人!!!
我慢できなくなっちゃうんだけど?!
仁:うるせえ!いーから!飯行くぞ!!!//
照れ隠しの仁人に後ろから蹴られつつ俺は家を出た。
小さな声でぼそっと、”後でな。”と言っていたのはちゃーんと聞こえたので、
帰宅後は仁人のことも美味しくいただきました☆
ご無沙汰しております。
ずっと温めていた内容だったのですが、
終盤が全く思い浮かばず苦戦している作品で長らくお待たせしてしまいました、、、
正直もっと、ショタならではの描写とかも入れたかったなと、課題点が沢山あり上手くまとまらなかったので、、どこかのタイミングで修正版など作れたらいいななんて思ったり💦
主は元々ショタが大好きなので
ショタ×年上とかたまらんのですが
それを!さのじんで描きたかった!!!です!!!()
むずい!!!!!
駄文最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました🥺
コメント
6件
こんな遅くにコメントすみません。 この話の逆バージョンって出来たりしますか?設定は、ほぼ同じで大丈夫です。 本当に出来ればで大丈夫です。