カチカチと壁に掛かっている時計が秒針を刻んでいる。しのぶはソファーに座りながらぼんやりとテレビを眺めていた。
時刻は午後23時53分。もう少しで日を跨ぐ時間帯だ。
(遅いなぁ…)
正午くらいに義勇から『今日は遅くなる』という連絡があった。それに『分かりました』と返信はしたが、こんなに遅くなるとは思っていなかった。
ソファーから立ち上がりテレビの電源を消す。
今日中には帰って来れないと見越したしのぶはリビングの電気を消してから寝室がある2階へと向かった。
義勇が帰ってきたのはそれから約1時間後の事だった。ガチャッという扉の音でしのぶの意識がふっ、と浮上する。
布団の中に入ってくる気配がし、しのぶの背に義勇の腹が当たる。湯に浸かったからだろうか、義勇の体温は暖かかった。
しのぶは寝返りをうち、義勇に向き直る。
「…おかえりなさい…」
小声ではあるが、すぐ近くにいる義勇には聞こえていた。
「ただいま、遅くなってしまってすまない」
背中に腕を回され、ぎゅっと抱きしめられる。すんっと匂いを嗅ぐと、少々お酒臭かった。
「はぁ……会いたかった」
まるで数年間会えなかったような声音でそう囁く。それに苦笑しながら再び眠りについた。
「……ん、…義勇さん…?」
抱きしめる力が強くなり、首にあらい息を感じる。加えて覆い被さるような体勢にされ、不信感が募る。
お酒も飲んでいるし、飲み会で疲れたのに、どうしたのだろうとしのぶは首を傾げた。
「…しのぶ…っ」
あつい吐息と、熱を孕んだ瞳で見つめてきた彼が、何をしたいのか察したしのぶは慌てて首を横に振った。
「ちょっ…、義勇さん…!?」
「すまん、我慢出来ん」
しのぶが止めるよりも早く、義勇の手が彼女のパジャマの下と一緒にショーツも脱がす。いつも以上に早急な義勇に、彼女は驚く。
膝裏に手を添え、左右に開く。
これではアソコが丸見えではないか、としのぶは必死で隠そうとした。が義勇がそれを許すはずも無く、簡単に彼女の両手は義勇の片手だけで拘束されてしまった。
「や…っ、義勇さん…、」
強引な義勇にしのぶは恐怖を感じた。いつもの優しい彼は、そこにいなかった。
「…かわいいな…たくさん気持ちよくなってくれ」
そうしのぶに呟いてから、彼は淡いピンク色のソコに触れた。
彼はまず、ゴツゴツとした大きな手で彼女の女陰を優しく包み込むようにして撫でた。
愛撫のうちに入るのか分からないが、それでも彼女は吐息をもらす。
前戯もされないまま挿れられるのかと思っていたが、そうではないらしい。彼はただ、彼女に言葉通り気持ちよくなって欲しいのだ。しのぶがその真意に気付いたのは、まだ先の事ではあるが。
すこし女陰が濡れてきたのを察し、彼は撫でるような手つきから膣の入り口付近を焦らすように愛撫し始めた。
途端にキュンキュンッと子宮が疼きはじめ彼の指が欲しくなる。彼女の息が荒くなり、小さな喘ぎも増える。
「んっ…ぁ…、んぅッ……」
ヌチヌチと卑猥な水音が響き、しのぶの耳にも木霊する。
股をじっ…と見つめる彼の瞳は、目の前の獲物を狩る寸前の肉食動物そのものだった。
「あぁ…っ、ぎ、ぎゆぅ…っ、さん…ッ」
彼女の脚がピクピクと震え出す。焦れったい愛撫だが、快楽は続く。それに気付いた彼が途端に指を動かすのを止めた。
指にべっとりと付着した彼女の愛液を、彼はまるで見せつけるかのように舐めとる。
(……寝ようとしてたのにっ…)
そんな眠気など、子宮の疼きによってどこかに行ってしまった。
「しのぶ…かわいいな……」
頬や首筋、鎖骨にキスしながら彼の手は女陰の上…もとい、クリトリスに触れる。
「ひゃッ……!?」
寸止めされたソコは敏感なほど悦を拾った。
触れて欲しかった期待と、強すぎる刺激に彼女は軽く達してしまった。しかしそれに気付かなかったのか、彼は構わずクリトリスを刺激した。
愛液が絡んだソレは滑りが良く、強すぎる快楽に彼女は目尻に涙を溜める。その様子を彼は優しい瞳で眺めていた。
直接クリをこねくり回され、押しつぶされ、こすられる。
「あぁッ、ンぁあッ」
気持ちよすぎて、声がうわずる。
「気持ちイイか?」
彼女の反応を見て、答えはもう分かりきっているクセに、と思いながらも彼女は答える。
「きッ、きもちぃ…、からぁ…!」
言葉にすると尚更快楽が倍になった気がして、背筋が仰け反った。
「うん、気持ちイイな」
その言葉を待っていましたと言わんばかりに微笑む。ちゅっちゅとリップ音をたてながらキスを落とされる。
「んむぅッ…!ぁ、んちゅっ…あン…ッ」
唇を舐められ、彼の舌が入ってくる。彼女の舌よりも大きいそれが容赦なく口内を暴れる。お酒の匂いがまだ残っていた。
いつの間にかほどかれていた両手で、彼の後頭部へと腕を回す。より一層密着し、お酒のにおいが強くなる。
「はンっ、ん、あぁッ~~…!!」
彼の指が、クリトリスを下からこするように刺激する。クリの裏スジが当たり、ビリビリとした電流が走った。
下半身が言うことを聞かず、ビクンビクンッと痙攣する。絶頂するのと同時に、彼に舌を思い切り吸われ息が出来ない。
口が離れたのは、脚の痙攣が収まってからだった。絶頂の余韻で力が抜け眠気と倦怠感が襲ってくる。はしたなく腕も脚も広げており、大の字を描いていた。
「はぁ…はぁっ……、ひゃあんッ!?」
息を整えていたところ、女陰を生暖かく柔らかいものが覆う。それが舌だと気付いたのは、彼の顔が自身の股ぐらにあったからだ。
一生懸命に舐める姿は1周回って愛らしくもあるのだが、今の彼の瞳は可愛さなどは一切なく好物を目の前にして豪快に食らう獣のようだった。
「まッ…、そこ、や、あぁッ……!」
彼の頭に手を添え、離れろと訴えるが力の入らぬ腕では彼を止めることはおろか、むしろ『もっと舐めて』とねだっているようにしか見えない。
この前の初めてのクンニで、その気持ちよさを知ってしまった彼女は更にクリトリスが敏感になってしまった。
ザラザラした義勇の大きな舌が、クリの皮を剥いて直に舐められる快楽がたまらなく気持ちが良かった。
連続でイかされ続け、彼女のナカが切なくキュンキュンと疼いている。気持ちイイのに物足りない。ナカに彼のモノが欲しかった。
「だめ、だめっ、それッ…だめぇ…っ?!」
舌先でクリ全体を舐められ、しのぶは上擦った声しか出ない。
身体中が火照り、シーツを掴んでいた指や足先に力が入る。息も絶え絶えな口からヨダレがこぼれ枕に落ちた。
「ぎゆぅさんッ…!!いっ、いくぅ…、イッちゃう……!んぁアッ…!」
一際大きくビクンッと脈打ち、彼女のナカが収縮と弛緩を繰り返す。義勇は彼女から分泌された愛液をこぼさぬように吸い、口周りにもべったりとついた彼女のものを舐めとった。
彼のソレはズボンの上からでも分かる程勃っているのが窺える。窮屈そうに仕舞われており、今にもはち切れんばかりであった。
しかし彼は肩で息を整えているしのぶと違ってまだまだ余裕がある様子だ。1度ベッドから降りるとクローゼットの中をガサゴソと漁っているのを横目で見る。
「しのぶ、次はこれを使おう」
中から取りだしたのは、可愛らしい花と蝶の模様が描かれている箱だった。そんな箱いつの間に買っていたのかも分からなかったのに、更に驚いたのはその箱の中身である。
入っていたものは、ラブグッズ。クリトリス専用の、だ。
彼女は驚きで声が出ない。彼はいつの間にこんなものを。こういうものに興味があったのか。もしや誰かに吹き込まれたのか。疑問が一斉に浮き上がり、フリーズする。
「機械で乱れるしのぶが見たかったから、たくさん買った」
ふにゃりと破顔する彼の手元には言葉の通りたくさんのラブグッズが散らばっている。
開いた口が塞がらない、とはまさにこの事である。
「…………なッ…、え、…え?? 」
文句の1つでも言ってやりたいのに脳がこれに処理しきれていない。お酒が回っている義勇はニッコリと笑みを深め、数あるラブグッズから1つを手に取った。
電池は既に入ってあるようで、カチッとスイッチを入れるとヴヴヴヴヴと振動した。その音にビックリし、しり込みする。
それを許すまいと腰を捕まれ、吸引バイブをクリトリスにあてがわれる。
「ひゃぁッ…!?ぃや、まっ、うぅッ」
まるでクンニされているかのような感覚で、感じてしまうのを止められない。
既に3回達しているソコは、直ぐに絶頂感を促している。クリトリスにビリビリとした甘い痺れが下半身全体に広がる。
「やぁぁッ…もっ、らめ…ッ!!んぐっ、ーーー〜〜ーーーッ!!!♡♡」
彼に抱きつき、声にならない嬌声を上げた。足先がピンッと伸び、股ぐらからは微かに水音が聞こえた。しかしそれにも気付かず彼女は小さく喘いでいる。
「…かわいいな。これ、そんなに気持ちよかったか?潮吹いてる」
ふかふかだったシーツは、汗やら何やらで水分を含み濡れてしまっている。
返答も出来ない彼女に構わず義勇は再び新しいラブグッズを手に取った。
それは小さく卵の型をした形であった。先端はウレタンゴムであり、吸引力は抜群。おまけに吸われた痕も付きにくいと評判が良い。どうせならと義勇はこれを3つ買った。
そしてしのぶのクリトリスと両乳首に装着させた。
「ふぁ…っ?!ま、やあぁッ!!」
手を離しても吸い付き、しのぶは喉を仰け反らせる。強すぎる刺激に為す術なく翻弄される彼女に義勇はさらに追い打ちをかける。
「ひゃッ…!!!らめっ、おかしくなッちゃ…!??!」
挿入するタイプのラブグッズ、いわゆるディルドと呼ばれるものを彼女のソコへと押し付ける。亀頭を入口に擦り付ける。
「んぅぅーーーッ!!!ひんッ、んぐ…!」
「腰が動いてる。欲しいのか?」
ガクガクと震えており、絶頂したのだと理解した。が機械は止めずそのままにする。
「言葉が足りないと俺に叱るのだから、しのぶはナニが欲しいのか自分で言えるよな?」
彼女のおねだりが聞きたいと思う反面、もう少し虐めたいと思っている自分がいる。己にこんな嗜虐心があったのかと驚いた。
「うッ、あっあっあぁッーー…!!」
激しく痙攣するたび、しのぶの乳房も連動し揺れる。たゆんたゆんと男を魅了するたわわに実ったそれにぢゅっと吸い痕を残していく。谷間に留まらず、鎖骨や首筋、二の腕、内腿。見えないとこにも見えるとこにも所有痕を付ける。
「はうぅッ!?も、らへ、とめへぇッ…!!」
彼女の透き通るような白い肌に、赤く色付く所有痕がよく映える。
見惚れていると、彼女が彼の肩を力の入らない弱々しい拳で叩く。どうした?と声には出ていないが曇りなき瞳がそう言っているかのように覗き込む。
ボソボソと喋っているが呂律がうまく回っていない。1度機械を弱め、彼女の声に耳を済ませようと顔を近付けた。
「んむっ」
「んぅ…っ、は、はぁ…っ」
今度は彼女の方から舌を絡まれる。時々歯がカチリと当たるが気にもとめずにもっととしのぶの舌が義勇の口内に滑り込む。
驚きはしたが義勇もそれに答えるように舌を絡ませる。
「ちゅ、んっ、はむ、んん…ぁ…」
しのぶの手が義勇の手首を掴む。抵抗はせずに導かれるままにしていると行き着いた先は彼女の女陰であった。漏らした、という言葉が似合うほどに濡れておりむわっとした女の香りが鼻腔に広がる。
「んむ、はふ…?ん、あんっ」
義勇の手をソコへ導いたはいいものの、動いてくれないからか訝しむ。
手のひらへと押し付ける彼女に、正直もう挿れたいと思ってはいる義勇だが、【おねだり】がまだ聞けていないので動かす気はなかった。
「ん…ちゅっ………ぎゆさん…っ」
彼女も動いてくれないと悟ったのか、口をパクパクさせ、パニクっているようだ。
自分で彼の手を押し当て必死になっている。
しかしその可愛らしさに、早くシたい。おねだりなどどうでもよい、と理性がチリチリ削れているのも事実。
そこで意を決したのか彼女は、彼が想像していた【おねだり】よりも大胆な行動に移した。
しのぶを押し倒していた彼の視界に広がったのは、彼女の顔と、何故か天井である。
彼に馬乗りになった彼女は、まず彼のボクサーパンツを脱がせるとソレに跨った。
素股のような体勢で、彼女の腰が前後に動く。
「いッ、いじわるしないでぇ…っ 」
彼女が泣き声混じりに言う。ヌチヌチと愛液が絡み合う音が鼓膜に響く。
「おねがい、ぁ…もぉまてないの…、おくっ、ずっときゅんきゅんしてるのぉ…っ!」
切なそうに眉を歪め、瞳は水膜で潤み、首まで真っ赤に火照った彼女。
「ほしい…ぎゆうさんの、コレ……おち×ち×、ほしいですっ… 」
耐えきれなくなったのか、自分で挿入を試みるしのぶ。先っぽを入れただけで、彼女のナカが痛いほど己の陰茎をきゅぅーッと締め付けてくる。
「は、あぁ…ッ!はっ、はっ、あぁ〜〜…ッ!!」
半分が入り、恍惚とした表情を浮かべる。既にピクピクとナカが痙攣していた。
「っ…、そんなに、俺のち×こ欲しかった? 」
しのぶの腰を掴み、挿入を1度止める。
「ぅん…っ、ぎゆさんの、おち×ち×…、ほしかったぁ…っ…あっ」
抜ける寸前まで引き抜くと、彼女は「やらぁ、抜かないれぇ…ッ」と回らない呂律と身体で抗議する。
それにほくそ笑む。そして彼女に聞こえたかは分からないが、囁くように言った。
「ちゃんと言えたから、褒美をやらないとな」
___パチュッッ!!!
「ひゃぁアッ……!?!ぁうッ…!!」
一気に奥まで突く。すると彼女のナカがうごめき、己の肉棒をさらに締め付ける。
力が抜けへなへなと彼の胸板へ倒れる。焦らされ続け疼いたナカに、ようやく与えられた強すぎる刺激に耐えきれずプシッと再び潮を吹きながら絶頂した。
肩呼吸を繰り返している彼女を見つめ、落ち着くまで待つことにした。
汗でおでこに張り付いた前髪を横に流し、紅潮している彼女の頬にキスを落とす。
まぶたや目尻、耳にも唇を寄せるたびキュンッと彼女のナカが締まり己の心臓がギュンッと締め付けられる。特に耳はしのぶの弱いところの1つ。耳たぶを吸い、舐め、愛を囁く。 小さく喘ぐ彼女が最高にかわいい。
「…んっ、も、いいですから…、ぅ、うごいて、ぁ…ほしい…っ…ひゃん…っ」
その言葉を皮切りにくるりと視界を反転させる。彼女の脚を左右に開かせ、結合部が丸見え状態。自身も堪えていた分を爆発させ、しのぶにその欲望をぶつける。
とろとろに解されたソコは彼の陰茎を掴んで離さない。引いては突き、突いては引き。カリ首が彼女のナカを掻き回す。
「アッ……!!はッ…、げしぃッ…!!し、しんじゃぅううッ……!!!」
身体をくねらせシーツを鷲掴むしのぶの唇に舌を這わせる。それに答えるようにしのぶも舌を出し、絡め合う。
上も下もくっついて溶け合って彼の興奮は最高潮だった。
「んんんッ……!!!は、むんんッ!!〜〜〜ッッ!!!!♡♡」
ナカが締まり、陰茎が痛いくらいに締め付けられる。イッたのだと分かったが止まってやれるほどこちらも余裕が無かった。
繋がったまま結合部の上、彼女のクリトリスを卵の形をした吸引バイブで責める。
パンッパンッと腰を叩きつける音が次第に早まる。射精感が込み上げてくるのを感じた。
「あぁぁッ!!クリッ、らめなのぉ…ッ!またッ…すぐいっちゃうぅ…ッ!! 」
ズチュッ、グポッ、グチュンッ
卑猥な音が大きくなる。
「…ッ、しのぶ、!射精るッ…!! 」
「わ、わらしもッ…!!ぁぁッ……!!イくっ、イくイくイ”ぐぅッ……!〜〜ーー〜〜ッッ!!!!♡♡♡」
子宮口へ叩きつけるように最奥で欲を放ち、2人同時に果てた。
どくどくと注ぎ込まれているのを感じる。
絶頂後の余韻で、眠気が一斉に2人を襲い、半ば気絶したように眠りに落ちた。
_☆_☆_☆_☆_
先に目が覚めたのは義勇だった。目を擦り視界がクリアになったのを確認すると体を起こして伸びをした。寒気を感じて下を見ると自身のイチモツが隠されていなかった。
えっ、と困惑し下着を探しながら、 なぜこんな格好なのか昨夜のことを思い出そうとする。
飲み会に行っていた。同僚たちと。あまり遅くならないようにと早めに帰ろうとしたが宇髄に止められ二次会に強制参加させられた。そこでお酒を無理やり飲ませられた。そこまでは覚えている。
家に帰って、お風呂に入った。そのあと、何をした?下着を脱ぐことはしていない。もう深夜だったから。しのぶに無理させたら悪いだろうと思って。だからしのぶは服を着ているはずだ____。
「……………」
しのぶは見事に素っ裸であった。いや、この言い方だと語弊がある。かろうじて服は着ていた。が、肝心な乳首が隠れておらず全て捲れていた、無数の所有痕を添えて。そしてその近くにはしのぶに使おうと思っていたラブグッズ達が転がっている。
布団の中から卵型の吸引バイブが出てきた。電源が微弱だが入っている。
つまり昨夜これを使ったということだ。しのぶに。
「………っ」
頬がカァッと熱くなる。そうだ、酔った勢いでこれを彼女に使った。クリトリスと乳首に。
そして恥ずかしいことを言わせた気がする。いや、言わせた。
酔ったせいだ。普段はあんなに飲まないから自制が効かなくなった。宇髄のせいでもある。
『嫁サンの【おねだり】…聞いてみたくねぇの?』
なんて言うからだ。聞きたいとは思ってはいたが人1倍羞恥心のあるしのぶがそんなことは言わないと思っていたが実際言ったし思い出しただけで勃っ………。
「ん…ぎゆうさん……?」
まだ眠たそうに目を擦りながらしのぶが身動ぎをする。
気だるそうな体を支えながらむくりと起き上がる。彼女も寒気を感じたのか所有痕が至る所に付いている体を数秒凝視した。
「……………」
「……………」
お互いに黙りこくり、沈黙が訪れる。まずは謝るべきだろうか、それとも彼女の身体を労った方がいいだろうか。
先に口を開いたのは彼女だった。
「あ、の……昨日のことは忘れてください…」
真っ赤な顔を手で隠しながらか細い声が告げる。怒るだろうと思っていたから予想外の反応に戸惑う。
「し、しかし無理をさせたのは俺だ…す、すまなかった…身体は、大丈夫か…?」
「はい…大丈夫です……あと、その…」
手の隙間から見える潤んだ瞳と目が合う。昨夜の彼女の光景が鮮明に脳裏に過ぎった。
「クリ、トリス…は、あまり触らないでほしい、です……オモチャも……」
ボソボソと小声で喋っており、歯切れも悪い。
「へ、へんに…なっちゃう、ので……」
彼女に煽っている気はないのだろうが、そんな可愛らしいことを言われてしまえばやるなという方が無理だろう。
隠すものが何も無い下半身は、ムクムクとすぐ元気になってしまう。
「な、ななっ、なんで勃ってるんですかっ」
「しのぶが悪い」
そうだ。全部可愛すぎるしのぶが悪いんだ。 そういう事にしよう。
〜〜あとがき〜〜
クリ責め……いいですよね……。素敵なネタを下さってありがとうございます…。
書きたいところが多すぎて長くなってしまいました…すみません…。
基本しのぶさん受でしたらリク受け付けてます。遅くなってしまうかもしれません、それでもいいよという方がいらっしゃいましたらお気軽にコメント下さい。
誤字、脱字がありましたら報告して下さると助かります!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
コメント
16件
乳首攻め見て見たいです
❤700回押しました(数えていた)
言葉の使い方うますぎです!!!尊敬っ✨