ある日突然にそれは訪れた出来事…
始まりは一通の手紙からだった。
ある日の朝、俺はいつも通りバスに乗って学校へ言っている途中だった。バスを降りて歩いていた時、急に強い風が吹いた。その瞬間、風を追いかけるようにカラスが目の前をバッと通り過ぎた。
「…びっくりした…ん?…何か落ちてる。」
それは黄色みがかった古い紙だった。
「なんだろう…」
躊躇いながらも開いてみる。
拝啓まだまだ暑い日が続きますがお変わりなくお過ごしでしょうか
こちらは父上は相変わらずではございますが千寿郎も家事を任せられるようになりとても頼もしく成長しております。
俺は柱に就任し任務で家を空けがちになる故千寿郎を残すことが少し心残りでございます
然し鬼を狩る使命の元人々を守る為日々鍛錬に励む所存でございます
母上が残してくださった御言葉があったからこそ、俺は心折る事なく柱になる事ができたと思っております。
これからも鬼殺隊の柱として皆に恥じぬよう責務を全うする所存でございます。
どうか、これからも煉獄家をお守り下さいますよう
煉獄 杏寿郎
そこには古そうな紙に、整ったでも力強い文字が綴られていた。
「手紙…?何でこんなところに…?」
勝手に開けてしまって申し訳なく思いながらも、宛先を探してみるが見当たらない。
「この手紙を書いた人の名前しか分からないなぁ。煉獄杏寿郎さん…すごいかっこいい名前だ。」
手紙を読んでしまったお詫びも込めて俺はこの「煉獄杏寿郎」という人にに手紙を送り返すことにした。
この日から始まった俺たちの奇妙な関係。
相手ははるか昔を生きるあなた。
そんな不可思議な出会いの物語だ。
コメント
4件
めっちゃ押してくれてるじゃん笑 ありがとう!
一回で足りるのか? 足りる分けねぇよなぁぁぁぁぁ
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