テラーノベル
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紙が、やけに軽い。
指先に乗っているだけなのに、
やけに重く感じる。
🦈「……迷惑かけてごめんね」
その一行で、息が詰まる。
🍵「……」
目を逸らそうとしても、
できない。
🦈「……すっちーには」
そこで、一瞬だけ止まる。
🦈「……こさめの分まで長生きして欲しいな」
🍵「……っ」
思わず、ぐしゃっと紙を握る。
🍵「……なに、それ」
声が出る。
かすれてる。
🍵「……急にいなくなって」
喉が痛い。
🍵「……勝手なこと言わないでよ」
誰もいないのに、言葉がこぼれる。
🍵「……」
静かすぎる。
返事なんて、あるはずもない。
すちはその場に座り込む。
力が入らない。
🍵「……俺は」
ぽつりと、こぼす。
🍵「……どうすればいいんだよ」
ずっと、考えてた。
いつか別れがくることも。
毎日少しづつ元気がなくなる君を見てたから。
わかってた。
追いかけることも。
終わらせることも。
でも。
紙の中の、あの一言が邪魔をする。
🍵「……長生きしてほしい‥か」
笑えない。
そんなこと言われて、
🍵「……できるわけないじゃん」
うん、わかったってすぐに頷けるほど、強くない。
でも。
無視も、できない。
最後に残した言葉。
ぐしゃぐしゃになった紙を、
少しだけ開く。
しわだらけでも、
文字はちゃんと残ってる。
指でなぞる。
消えない。
当然だけど。
紙には俺のか、それともこさめちゃんのか分からない涙の跡がある。
しばらくして、
すちはゆっくり息を吐く。
楽になりたい。
正直、それは変わらない。
大切な人が居なくなって、そのまま平然と暮らせるわけがない
でも。
“長生きしてほしい”
その言葉が、
どうしても離れない。
🍵「……ずるい」
小さく、笑う。
泣いてるみたいな顔で。
🍵「……最後まで」
勝手で。
でも。
だからこそ、
無視できない。
立ち上がる。
足取りは重い。
でも、止まらない。
まだ、分からない。
どうやって生きればいいかも。
何をすればいいかも。
ただ。
🍵「……約束とかじゃないけど」
誰に言うでもなく、呟く。
🍵「……すぐには、そっち行かない」
それが精一杯。
紙をポケットに入れる。
まだ、終わらない。
終われない。
それが、望みなら。
🍵「……ほんとに、ずるい」
もう一度だけ呟いて、
すちはゆっくり歩き出した。
ちょっと意味不っすね
下手だ
コメント
2件
今回のお話も心臓突き抜けるくらい好みでしたぁ!実際🎼の中だと☔️🦈くんが一番何も言わずに消えちゃいそうだからなんかすごい刺さりました…。長編…浮気パロとか…💭?次回のお話も楽しみにしてますっ!
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