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次の日、当たり前に遅れて登校する。
スマホの時計を見ると3時間目が終わる時間だった
下駄箱で上履きに履き替えていると通りかかった裕が秋に気付いて話しかけてくる。
裕「秋は今日も遅いね。昼休み行けるだろ?」
昼休み…という単語で先生との会話を思い出す。
秋「いや、今日は無理。」
裕「そーなん。」
それだけ言って興味なさそうに歩き出した。
私は靴を拾って下駄箱に入れ教室に向かって歩く。
席に着くとすこしシワのついたプリントを鞄から机に出す。
停学かプリント1枚を天秤にかけたらプリントを取る。
渋々やたら綺麗な筆箱を取り出しシャーペンを構えプリントに向かう。
………だめだ。わかんな…
秋「…めんど…」
呟くと前の席の立川が振り向いてプリントと向き合っている秋に気がつく。
立川は普段真面目に授業を受けている優等生だ。運動もできて背が高い。おまけに性格も良い才色兼備な男だった。
プリントを覗き込み口を開く。
立川「勉強?教えようか?」
秋「…わかる?」
立川「これ去年のまとめの所だよ。」
そう言われても分からないものは分からない。
秋「教えて…」
立川は機嫌良く数問教えてくれて2問だけ解けた。私はやれば出来る女だった。
4時間目開始のチャイムが鳴り、立川が前を向く。
なんとなく要領がわかり、その後1時間かけて14問を解いた。合ってるかは全然わかんないけど…
途中、社会の先生が秋の横を通り机を見るが一瞬だけ信じられなさそうな表情をして通りすぎた。
昼休みになり、これ以上考えてもわからないと思い、シャーペンとプリントを持って職員室に向かった。
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