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不思議な夢を見た。視界がなんだかおかしくて意識ははっきりしなかったが、その中を歩いてみることに。
「なんだこれ、視界が8個ぐらいに分割されてる。気持ち悪りぃ」
何故か視界が色々な方向を8個ほどに分けて見えていた。気持ち悪いと思いながらいろんな方向を見てみると、自分の右後ろらへんに黒い影がスッと通った。見間違いかと思ったが、確かにいる。立ち止まってみると、消えていく。
「なんだろう」とは思いつつ進んでいくと煉瓦造りの家、だろうか。しかし見たところ現代でよくみる煉瓦風の壁なだけだった。とりあえず中に入ってみるとそこには、先ほどの黒い影が自分を見下ろしながらニタニタ笑っていた。
「ァァ…ア」
と掠れた声しか出ない俺は動くこともできずそいつを見ているしかなかった。黒い影は手をゆっくり動かすと、俺にこう言った。
そこで目が覚めた。 時計をみると朝の4時で周りもまだ薄暗い。目から涙がポロポロ出てまだ寝ている親父に手を触れ気持ちを落ち着けた。
結局登校時間になっても怖さが付き纏い、気が気でなく夜も寝れなかった。
成長した今でも、そいつはほんの少し影をスッと出すように出てくることはあるが、あんなガッツリ出てくることはもうなかった。
自分が小学生の時の夢の話です。まじ怖いって。怖い夢はアレからほとんど見ていませんが「次は必ず」が一番気になるところです。