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俺が、小5だった頃の話
紫「みんなー‼明日休日だからどっかに行かない?」
みんな「さんせーい」
赤「おれも、いいの?」
紫「もちろん。」
黄「僕、遊園地がいいです。」
青「水族館かなー」
桃「俺も水族館」
橙「俺はみんなについてくで」
赤「俺、カフェとか行きたい」
紫「うーん、、、遊園地に行った後に水族館にいこうか、」
赤「ぇ、カフェは?」
紫「お兄ちゃんなんだから我慢して」
赤「…はい」
赤side
「はっ…⁉」
お兄ちゃんだから?
俺は、黄だけの兄だよ?
青桃はいいのに、なんで俺だけ?
階段を駆け上り、自室のベッドに飛び込む
あれから数時間たった。
なんでだろう、一か月前くらいから眠れずにいる。
そして変な事を考えてしまう、
いっその事、暴力とかしてくれたらいいのに、、
そうしたら、自殺する口実にもなるし、
もしかしたら、警察が使えるかもしれないのに、、。
何言ってんだろ。
いつも通り、カッターを手に取り、無心で手首や腕を切る。
あ、もう日付変わってる、、
下にいこうかな、、
リビングのドアを開ける、
開けなければよかったのかな。
目に飛び込んできたものに俺は絶句した。
赤「え」
黄side
僕は学校でいじめられています。
理由は、わかりません、、
辛くて、辛くてしょうがない。だから、いつも朝早くにリビングに行き、
カッターで手首に赤い線を引いています。
いつも通り、手首を赤く染めていると、
ドアが開いた。
赤「え」
僕の兄は声も出ない、という感じで立ちすくんでいた。
やがて、
赤「手当しよっか、、」
やさしくそういった。
黄「お願いします、。」
僕は包帯を巻くのが難しくて、いっつも放置してました。
だからか、疑問に思いました、
赤はとても巻くのが上手かったんです。
黄「みんな、あれに乗りたいです‼」
赤以外「いいよ‼」
赤「俺はみんな分のジュース買ってくるね。」
黄赤以外「あっそ、よろしく」
赤「みんな行ったよね」
赤「ドリンク買お」
赤「購入完了‼」
少女「痛いよー(泣」
少女「うぅ(泣」
赤「どうしたの?」
少女「転んじゃったの、、、。」
赤「そっかぁ、(笑)」
赤「痛いの痛いの飛んでけー」
そんなおまじないを言いながら消毒液を付けたガーゼでやさしく
傷口を包み込み、かわいい絵柄の、小1の時に使ってた絆創膏を貼る。
俺の心の傷も「いたいいたいのとんでけっ」で済めばいいのに…
なんてね
赤「そういえば、お母さんたちは?」
少女「あのね、はぐれちゃったの」
赤「そっか。お兄ちゃんと一緒に探そっか。名前、なんていうの?」
少女「千佳だよ。」
数分後
母「千佳‼見つかってよかった。ありがとうございます。」
赤「いえいえ、そういえばこの子、膝をすりむいていたので、一応手当はしておきましたよ。」
母「何から何まで、ありがとうございます!」
少女「ばいばい、お兄ちゃん」
赤「うん、バイバイ」
あのあと、水族館に行き、家へ帰った。
赤side
「ありがとう」
久々に言われたな。
当たり前の言葉なはずなのに、どうしてこんなにもうれしいのだろう?
そんなことを考えながら、ベットに転がり込んだ。
手首には、赤い線が踊っていた。