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本田菊受け短編集

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本田菊受け短編集

10 - ギル菊 ロヴィ菊

♥

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2025年11月03日

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うらすーじく

ギル菊 ロヴィ菊 マフィアパロです

若干キャラ崩壊かもしれません

楽しくなって長くなったすみません


あんまいちゃついてない





びゅうびゅうと冷たい風が頬を撫でる。暗い闇の中に溶けてしまいそうな程、暗い男がそこに立っていた。


その男の反対に、赤い紅い色が目立っていた。


歩くたびにぐちゃりと嫌な音が風の音が響いている裏路地に広がった。


「…痛いですか?苦しいですか?助けてほしいですか?」


問いかけられた赤の正体達は、苦しそうに呻き声しか出せなかった。


「……ああ、労しや。紅なんて色は似合いません」


ふふ、と小さく微笑った後、割れ物を扱うかのように抱き上げる。黒が赤く紅く染まっていくのも忘れて、優しく。








「ホットミルクはどうです?」


あったかくて癒されますよ〜と言葉を続けた。そんな言葉を返された2人は、幼いながらも警戒をしていた。


2人の様子に、目の前の男は困ったように眉を下げる。


「うーん、幼子はよくわかりませんね」


さっきまで赤に染まっていたとは思えないほど、両方は綺麗な色を輝かせていた。


「ところで、一体幾つなのです?あ、というか私のこと何も伝えてませんでしたね」


うっかりです、とにこりと微笑んだ。


「私は本田菊。年は十代前半。よろしくお願いします」


目の前の2人が目を見開くのがわかった。


2人がやっと警戒以外の感情を見せ、少し驚く。すると、茶色が綺麗に輝いている彼が口を開いた。


「…十代前半、だと?」


「ふふ、そうですよ?」


キク、だとか言ったこの男をよく見ると、確かに年齢相応の背をしている。


「さて、お名前は?」


「…ロヴィーノ。年は…sette?」


答えてくれたことが嬉しいのか、嬉しそうに手を合わせて微笑んだ。


「まぁ、ロヴィーノくんと言うのですね!まだまだお若いですねぇ」


にこりと微笑んだまま、隣にいる彼の方へと目線を向けた。


「貴方は?」


問いかけられた彼は、嫌そうに警戒したままだが、隣にいるロヴィーノが肘でついた。


「……ギルベルト。年は同じ。」


「ギルベルトくんに、ロヴィーノくん!よろしくお願いしますね」


そう言ってキクは、年相応に微笑った。






「キク」


テノールの声が自分の名前を呼んだ。まだ拾って数ヶ月しか経っていないが、拾った2人のことはとても大切に思っている。


ロヴィーノは少しだが心を開いてくれていて、なまえもよんでくれていたが、ギルベルトは今まで一回も呼んでくれなかった。


でも、今の声は明らかにギルベルトだろう。


「ギ、ギルベルトくん…!ついに、私の名前を呼んでくれたのですね!」


感激で思わず、読書をしていた手を止め、自分の名を呼んだ彼の手をとってしまった。


「な、なんだよ急に…」


「その…嬉しくて」


にへりと微笑った。そして、手を取ることをやめ、本を膝へ置いて話を聞く体制に入る。


「さて、どうしました?」


「……その、」


ドカンと大きな音が鼓膜を突き刺す。ギルベルトはびくりと大きく肩を揺らした。


菊は素早くギルベルトをこちらに抱きしめ綺麗な銀色の髪を撫でる。すると、ロヴィーノが音を聞きつけ、こちらに走ってきた。


「ロヴィーノくん。来なさい」


2人を抱きしめ、安心させるかのように優しく呟いた。


「いいですか?私にどんなことがあっても、生きてください。大丈夫、貴方達があんな目に遭うことはもうありませんよ」


「っでも、!」


「いいから。」


どこか諦めムーブの彼に反論しようと口を開くが、喋るなと言われるかのように遮られ、口を閉じるしかなかった。


「私が関わってしまった、拾ってしまった。…それでも、貴方達には幸せになってほしいのです」


抱きしめている胸にぎゅっ、と服を掴む感覚を感じた。

まだ離れたくない、と言いたいかのようにもっと抱きしめる。


「…私は、アジアンファミリー次期首領、本田菊。家出ですよ。私も年頃の男の子なのでね」


恐怖か、私の正体に知ってかどっちかわからないが、震えてしまっている。柔らかくもふもふとした髪の毛を優しく撫でる。


そして、2人をソファに座らせ扉へと歩きを進める。


「っキク、!!」


「お、い…!待てよ!!」


2人の必死めいた声が聞こえてくる。


扉の目の前へときたあと、くるりと目線を変えた。


「ロヴィーノ・ヴァルガス。ギルベルト・バイルシュミット。」


目を丸くし、空いた口が塞がらないようだった。そんな様子に私は、いたずらが成功したように微笑った。


「これから、頑張ってくださいね。」



「愛しています」


ばたんっと扉の閉まる音が、静かな部屋へと響いた。




「…おいギルベルト」


「なんだよ」


「分かってるよな」


「…ふっ、ああ。」



絶対奪ってみせる。それまで、待っててくれ。


「「菊」」






丁度二千字だ

この後ロヴィはヴァルガスファミリーのボス

ギルはそんなボスの右腕になります


8年後ぐらいの菊23歳、2人15歳の時に迎えに行きます


2人は数ヶ月しか一緒にいなかったけどそんな菊のことが好きになったので8年後とか激重感情ぶら下げて菊のこと絶対守るマンになってほしい


続きは書きたいけどいつか

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