次の日も 学校はいつもどおりだった。
友だちの話に笑って、 授業を受けて、 給食を食べて。
でも ノートのことが 頭の隅から離れない
得意じゃない勉強をたくさんして すこし小腹がへった放課後
ノートをぺらりとひらいた。
『 がっこうの話 読み ました。
今日は まどをあけたら 風が つめたかったです。
外で くるまの音がし ていました。』
わたしは ページをじっと見つめた
もっと 学校の話をしたほうがいいのかな
応援したほうがいいのかな。
悩んで、 少しだけ本音を書く。
『今日は 体育がありました。
走るのは、 やっぱり苦手です。
来週は 雪がふるらしいです。』
鈴が鳴る。
ちり。
返事を出すたびに、
少しだけ心を渡している感じがした。
コメント
1件
不登校の子と主人公がどんどん仲良くなりそうで見ていて微笑ましいです!更新ありがとうございます。今回もとても好きです💘💘