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君 と ロ ー ズ マ リ ー .

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3 . 流星群

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2024年04月17日

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『  花 、おいで 。 』

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後ろからそう囁かれた


聞いた事ある声


大好きな声


落ち着く声


すぐに後ろを振り向く


大好きな笑顔


筋肉質な体


宇宙一かっこいい人


「  北斗 …  」


貴方の胸に飛び込んだ


4年振りに感じるあなたの温もり


4年ぶりに見る貴方の姿


でも何かが違った


貴方じゃない


本当の貴方じゃない

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「  ん “ 、 」


なんだ夢か


夢か …


早朝から泣きそうになる


❤︎︎︎︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❤︎


4年前


貴方の体調が良くなったと聞いた


すぐ様病院に駆けつけた


「  北斗 … !!  」


『  おぉ 、花 笑  』


『  元気だね 、どうしたの ?  』


「  体調 、良くなったんでしょ !?  」


『  うん 笑 学校にも行けるかもって   』


「  嘘 … 本当 !?  」


『  うん 笑  』


「  やっっっっっったぁ !! 泣  」


『  え 、ちょ 、 なんで泣いてんの !?  』


「  嬉しいからに決まってんじゃん ! 泣 笑   」


『  なぁんでよ ! 笑  』


「  うれしいの !!! 笑  」


『  俺も嬉しいよ 笑  』


「  北斗死んじゃうんじゃないかって  」


「  ずっとず ~ っと !!!  」


「  ほんとに心配だったんだよ … !?  」


『  花のおかげだよ 。 』


「  うっふん !!! 笑  」


『  なにそれ 笑  』


「  私に感謝してよね  」


『  感謝してます 笑  』


「  まだ言うことあるでしょ ?  」


『  無いです 。 』


「  おいこの野郎嘘つくな  」


『  こええよ !!! 笑  』


「  言ってよ !  」


『  やだ  』


「  ちっちゃい子じゃ無いんだから !!  」


「  わがまま言わないの ~  」


『  わがまま言ってんのどっちだよ 笑  』


「  ほら ! 早く !!  」


「  行っちゃうよ !? 笑  」


『  だ  』


「  だってなに !! 笑  」


『  だいすきだよ 😡 ⸝⸝⸝  』


「  んへへへ 笑  」


「  私もだぁ ~ いすき !!! 笑  」


『  おぉっ 笑  』


こんな時間がいつまでも続くと思っていた


こうやって彼に飛び込めるのも


だいすきって言ってもらえるのも


ずっとが良かった


でも私たちの恋は


出会った瞬間から


終わる運命だったのかもしれない 。


翌日北斗の病院から電話があった


「  はい 、もしもし ~ ?  」


《  大変申し上げにくいのですが …  》


それ以上言わないで


心臓が ぎゅっ となる


嫌な予感がする


《  北斗さん 、症状が悪くなってしまって …  》


「  はい … 。 」


今にも泣きそうな


震えた声で返事をする


でも


生きててよかったと思えた


またすぐに病院に駆けつけた


『  花 …  』


「  北斗 … 泣  」


『  ごめん …   』


「  なんで謝るの   」


「  北斗はなんにも悪くない  」


「  悪いのはバイ菌だよ !!!  」


「  北斗が罪悪感感じる必要ない !  」


「  もう一生学校行けないわけじゃないしさ !

 ︎︎  また一緒に頑張ろ ??  」


『  … うん 、だね ! 笑  』


悪いのは北斗じゃない


この世界が悪いんだ


平気で人の容姿を悪く言ったり


非常識なことしたり


今の時代はそれが当たり前になってる


当たり前じゃいけないんだよ


なんで平気でできるの


北斗 …


死なないでよ


ずっと笑っていようよ …


『  俺絶対死なないから 。 』


私の心を読んだかのように貴方が言う


「  うん …  」


『  花の事考えて頑張る !!  』


「  よっしゃ ! 2人でまた頑張ろ ~ !! 笑  」


暗い気持ちを無理やり沈めて


明るく振舞った


この時から察しがついていたのかもしれない


貴方がいなくなるかも


そんなの考えたくもない


だけどどうしても頭によぎってくる


大嫌い


そんな自分が大嫌い


貴方を信じたい


信じていたい


だけど怖い


貴方がいなくなるのが怖い


病院から電話が来る度に


背筋が凍って胸が痛くなる


こんな腐った世界


今すぐ逃げ出したい


北斗と一緒ならどこまでもいける気がした


北斗 …


一緒に逃げようよ …


こんな世界じゃなくて


2人だけの世界を生きよ ?


❤︎︎︎︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❤︎


あぁ 、もうこんな時間だ


学校に行く時間が一瞬でやってくる


急いで準備をして学校へ向かう


昔は当たり前に貴方が居て


教室の端で本を読んでいたのに


もう考えるのはやめよう


『  先輩おはよ ~ !!!  』


「  おはよう … 笑  」


『  え ?  』


「  どうしたの  」


『  こっちのセリフなんだけど  』


『  先輩どうしたの  』


『  涙出てるよ … ?   』

あれ


我慢してるつもりだったのに


気づいたら泣いてたのかな …


「  あ ~ 、花粉 、花粉だよ ! 笑  」


『  よかった … 笑  』


多分私が死ぬまで


ずっと貴方が大好きだ


結婚なんてしなくていい


あなたにもう一度だけ …


いや


1度だけじゃない


ずっとずっと一緒にいたい


そういえば


今日貴方が病気になった日 …


11月 15日


その1年5ヶ月後


貴方は帰らぬ人となった


4月 20日


貴方がいなくなった日


その日 、最も珍しい流星群が見れると


言われている 。


私達の地域が1番綺麗に見れるらしい 。


「  あ ! ! ! ! !  」


『  うぉ っ 、なに急にびびったんだけど  』


「  そうだ … ! ! !  」


そうだ


すっかり忘れていた


貴方がいなくなる1日前病院で


貴方はああ言った 。


❤︎︎︎︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❤︎


『  きっといつか

︎ ︎︎  流星群が1番綺麗に見れる日が来るんだ 。』


『  その日 、もし花に新しい人がいなかったら

 ︎︎  俺にもう一度会いたいって 、

 ︎︎  願って欲しい 。 』


「  え … ?  」


『  本気で願ったら 、

 ︎︎  もう一度会えるかもしれないんだ 。』


苦しそうに貴方が言う


私は貴方を信じなかったことはない


もう一度貴方に会えるならなんだってする 。


「  わかった 。 」


北斗がおじいちゃんから聞いたことがあるらしい


おじいちゃんが居なくなる1日前


流星群の日にもう一度会いたいと願ったら


その人が戻ってくる 。


だけどそれは


自分自身が本気で愛していないと


お互いがもう一度会いたいと願っていないと


会えない 。


明日


あの星が見える日


貴方にもう一度会いたいと願う 。


❤︎︎︎︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❤︎


『  え ?  』


「  あ 、なんもない ! 笑  」


『  嘘つかないでよ  』


「  嘘じゃないよ  」


『  先輩 …  』


「  ん ?  」


『  やっぱなんも無い  』


「  うわやり返された  」


『  大好きだよ  』


「  ちょい 、急すぎね 。 」


『  いーじゃん別に ! 笑  』


❤︎︎︎︎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❤︎

 ︎︎

next ↪︎ 俺の気持ちと 流星群 。


続き遅くなりました🙏🏻

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