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陽「ねぇ。こっち向いて」

日陰「ん?笑」

そう言って陽の方を見る。何をするのだろうかと思っていたが突然保健室のベットに俺を跨ぐようにして近づいてきた。


陽「……」


何考えてるから分からない。でもいいかも。


陽「動揺したり逃げないの?」

日陰「え?」


確かに、よく見てみるとこれは押し倒されてもいい構図だ。


陽「我慢できない……」





唇と唇が触れ合った。目の奥に自分が映ってる。まつ毛の長さを知った。少し恐怖心があった。もうこれがお別れなんじゃないかって。だからこうしたんじゃないかって思ってしまう。


いつの間にか目頭が熱くなって涙を流していた。知らない。こんなの知らない。この気持ちは?胸がムズムズするような感じ。


陽「どうしたの?嬉し泣き?」

少し嘲笑うかのような声色。微笑んだ愛おしい顔。目の上の前髪が傾けた方向に流れ落ちる。


日陰「…わからない」

日陰「わからないんだ。どうして泣いてるのか。こんなに胸の奥がムズムズしてるのか。こんなの知らないよ」


陽「それってッ」


先生「お前らー?帰る時間だぞー?早く帰れよー」


日陰「ビクッ」


陽「はーい。わかりました。」


陽「帰ろ?」

日陰「うん」











下駄箱のとこに着いた。新品の真っ白な靴を履く。陽もそうだろうか。



陽「ねぇ、明日俺んち来ない?」

日陰「え。…う、うん。陽が言うなら…」


少し照れくさかった。恥ずかしいとかではなくまた別の何かだ。




陽「じゃ、ばいばーいまた明日ー!」

日陰「::( ‘ ’ )::」

















ついに来てしまった。自分の家。またあんな事されるんじゃないかって心配になる。しばらく玄関の前で考えていると…



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