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今日もここへ足を運ぶ
友達が出来たから
もっと関わった方がいいのかな…?
でも、今までみたいに
一人でいるのが
やっぱり1番落ち着く
「可愛い花…」
そう、花畑に寝っ転がる
幸せな気分
何故だかとっても安心する
すると__
ガサッ!!
「ッ…?!ビクッ!」
人の気配…?
今までここに人がいるのを
見たことがなかったから
少し怖くて身を隠す
誰なんだ…?
よく見えない
「あれ…?ここどこ?帰れなくなちゃった…」
あいつは…!
たしか入学式の!
『おい!』
そう声をかけようとした
「おッ…」
「まあいっか…ここで死にたいなぁ」
“死にたい”
「すごく綺麗だし」
“死にたい”
奴は確かにそう言った
昔の
忌々しい記憶が蘇る
「おい…」
「へ…?」
俺が声をかけると
とても驚いた様子で
こちらを見る
さっき言っていたことは
聞いていなかった振りをしようか
「お前、入学式の奴だよな」
「えぇ…っと汗」
「あのッ…ぇっと…汗ヒュー…ヒュー」
「大丈夫?ゆっくりでいいから!」
「ヒュー…ヒュー…..カハッ…オェッ」
過呼吸だ…
「俺の声が聞こえたら手握って、?」
ギュッ
「じゃあ一緒に呼吸しよ」
「ヒュー…ヒュー…」
「吸って〜?」
「ヒュー…」
「吐いて〜」
「ハァー…ヒュッ」
「ダメだよ〜ちゃんと吐いて〜」
「迷惑をおかけして申し訳ありませんでした…汗」
「いやいや、良くなって良かったよ」ニコッ
「どうお詫びしていいか…汗」
「じゃあさ、名前教えてよ」
「そんなんでいいんですか?」
「大事な事だから」
「赤…です」
「じゃ、赤。よろしくな」ニコッ