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こんにちは!
続き書いていきます。ちょっとRK900とギャビン要素があるかもです。
安定のキャラ崩壊。気をつけて!
2038年11月11日午前8時頃
ハンク・アンダーソンは警察署に行くために家を出ようとする。家を出ようとすると、彼の愛犬、セント・バーナードのスモウが、彼の方へ寄ってきた。
「くぅーん、、、」と小さい声で鳴く。きっと飼い主が朝早く出て行ってしまうので、悲しいのだろう。基本ハンクは、署に出勤する時間は、遅い。昼前に来たら珍しい!ってなるくらいだ。でも今日は早く出勤することにした。悲しそうに鳴くスモウの頭を撫でてやる。
「いい子でな。スモウ。」
ハンクはそう言って家を出て行った。
ハンクが署に着く。
ハンクが署内に入ると、みんな驚いた顔をしていた。きっと、『あの警部補が、、、早く出勤してる!!』とでも思っているのだろう。
「よお、ハンク、今日は来るのが早いんだな!」
ハンクに話しかけたのは、警察仲間のベン・コリンズだ。
「ああ、今日は早く来たい気分だったんだ」
そしてハンクは自分のデスクに座り、通常の事件について調べていた。いつもなら、前のデスクにコナーが座っていた。事件とは関係ないことを質問してきたのが懐かしく感じる。
(コナーはもういねぇのか。アイツは、、生きてるのか?それとも、、、、いや、アイツは絶対に戻ってくるはずだ。間抜けな顔で、金魚のフンみたいに俺についてきてくれるんだろ、、?)
ハンクは、コナーがまだ生きてるって思っていた。思いたかった。死んでるなんて、絶対認めない。いつものマヌケ面で、ハンバーガーはカロリーが高いだの、ドーナツは体に悪いだのお酒は飲むななどの言葉を聞きたかった。
「おい!!嘘だろ!!?マジでふざけんな!!」
ハンクがコナーのことを考えていると、突然怒鳴り声が署内に響きわたった。
(おいなんだ、、?この声は、、あのクソ野郎か?)
ハンクの予感は当たっていた。怒鳴り声をあげたのは若手刑事ギャビン・リードだった。ギャビンはオフィスにいた。
(アイツ、ジェフリーとなんかあったのか?)
ハンクとよく喧嘩しているジェフリー・ファウラー警部のいるオフィスで、どうやら言い合いをしているようだった。ハンクは、オフィスをのぞいてみる。
(、、、、、、!!?アイツは、、、、
コナー!!?)
ギャビンの横には、コナーにそっくりな奴がいた。顔は同じだが、服が違った。ハンクは驚きを隠せずにいた。
「なんでこの俺がこのプラスチックのクズ野郎と行動しなきゃいけないんですか!!」
「お前は署内での態度がなってない!年下にパワハラしてるらしいじゃないか!」
「だからってなんで俺がこのクズと?」
「だからとはなんだギャビン!このお上品なプロトタイプ様がお前をいちから教育しなおしてくれるんだ!感謝するんだな!」
口の悪い言動ばかり並ぶ言い合いを制するようにコナーらしき男はギャビンに話しかける。
「よろしくお願いします。リード刑事。私はあなたと組めてよかったと思いますよ。」
いかにもプログラムされたかのような言葉でギャビンに話しかける。ギャビンはムカついたのか、コナーらしき男を殴りつけた。
「うっせぇ!こっちはちっとも嬉しくねぇんだよ!!クズが!!」
ギャビンはコナーらしき男を殴り続ける。コナーらしき男は抵抗もせずにずっと真顔だった。この状況はやばいと思い、ハンクがオフィスにはいる。
「おい、やめろ。」
ハンクに気付き、ギャビンはコナーらしき男を殴るのをやめた。
「アンダーソン警部補!これはどういうことなんだよ!こいつはあんたのペットじゃないのか!?」
「そんなん知るか。お前こいつの修理代払いたくなけりゃさっさと出て行くんだな。」
「くそっ!!!マジで俺このクソプラと組むの反対だからな!!」
そう言って、ギャビンは勢いよくドアを閉めて出て行った。この状況で、ハンクは自分がコナーと捜査するのを嫌がっていた時を思い出した。あんなにコナーとの捜査を嫌がっていたのに、今になれば、コナーが恋しくなっているのだ。おかしな話である。ハンクは、目の前にいるコナーと同じ顔の男に話しかける。
「お前、、、コナー、、なのか、?」
「はい。私はコナーです。」
「戻ってきたのか、、?」
「戻ってきた、、、、、とは、どういうことですか?私はあなたと初めて会いました。」
その言葉に、一瞬思考が止まった。理解が追いつかなかった。目の前にいる男は、相棒と瓜二つの顔なのに、そいつはハンクのことを覚えていない。
「ああ?なんだと?お前、一体誰なんだ?」
「私はコナー。型番はRK900です。」
「ああん!?ちょっと待て!理解が追いつかねぇ!!お前は、アイツとは違うのか!?」
「アイツとは、、、誰のことです?」
「アイツの型番は、、、たしかRK800だ!RK800はどうした?」
そのRK800という言葉を聞いた途端、このRK900は、ハンクが何を言っているのか理解できた。
「RK800は型落ちになりました。ですので、最新のプロトタイプである私が、このデトロイト市警に派遣されるようになりました。」
「型落ちだと、、、?じゃあアイツは、、、。」
「彼を見つけたと証言する人はいません。つまり彼は行方不明です。」
「じょ、、冗談キツいぜ、、、。コナー、、」
もう、相棒はこの世にいないかもしれない。
そう思うと、悲しさのあまり、何も言えなくなった。RK900は空気を読むことなく続ける。
「彼はどこかでシャットダウンしてるでしょう。彼は出来損ないだった。任務を失敗し続けた聞きました。彼はもう役に立たない。ご心配なく、アンダーソン警部補。これからは、代わりに私が、必ず任務を成功させるとお約束します。」
その言葉を聞いた時、ハンクは、頭から血が上がりそうなほど、ムカついた。自分の大切な相棒を、この何も知らない男に馬鹿にされたのだから。ハンクは、怒りを抑えきれず、RK900の胸ぐらを掴み、思い切り壁に叩きつけた。
「テメェ!!!その言葉をもう一回言ってみろ!!次言ったらテメェの命はないと思え!!」
RK900は、何も動じず、ただ真顔で「すみませんでした。アンダーソン警部補」いうだけだった。
「ハンク!私のオフィスで喧嘩はやめてくれ!!そのアンドロイドを壊せばお前は弁償しなきゃいけないんだぞ。」
ジェフリーが止めたので、ハンクは正気に戻り、RK900の胸ぐらを掴んでいた手を離した。
「ああ、わかりましたよ、、、、。」
ハンクはそう言ってオフィスを出て行った。
自分のデスクに戻り、考え事をしていた。
(アイツは、出来損ないなんかじゃねぇ。ただ、自分の意思を持った生き物なんだよ、、。なあ、コナー。お前は本当に死んじまったのか?)
「、、、あぁ、コナー、、。」
ハンクは1人つぶやく。戻ってくると信じていたのに。結局ハンクはその日、仕事に集中できなかった。
2038年11月11日午後7時頃
ハンクは仕事を終え、車を動かしていた。昔はよくきていた、あの橋に向かう。あの橋でも、ハンクはコナーと話した。コナーに銃口を向けたあの夜だ。車を止めて、ドアを開けておりる。雪が降っていた。すごく寒い。光り輝く橋を見に、ベンチに向かった時だ。
(、、、?誰かいるじゃねぇか。ここは、俺以外あまり人が来ないところなんだけどな、、).
1人で考え事をしたかったので、場所を変えようと引き下がろうとした。でも、そのベンチに座っている人を見て、ハンクは驚いた。
(、、、、、、、、、、コナー、、、?本当にアイツなのか、、!?)
ハンクは、ベンチの方に急いで走る。
「コナー!!!」
大きい声で名前を呼ぶ。あいたくて仕方がなかった男の名前を。
名前を呼ばれた男は、一瞬肩をぴくりとさせた。でも、ハンクの方へ振り向こうとしなかった。そう、名前を呼ばれた男、コナーは、ハンクの幻聴を聞いていると思ったのだ。
ハンクは、コナーの方へ辿り着き、肩を叩く。
「はぁはぁ、、おい、、コナー。」
コナーはやっと振り向いてくれた。その顔は、驚きを隠せずにいた。コナーは目を大きく開いて、何度も瞬きをする。本当にハンクなのか、確認しているようだった。
「、、、、、ハンク、、。本当にあなたなんですか、、?それとも、僕は夢をみてる、、?」
コナーの驚いた顔は、本当にマヌケだった。目はそれでもかというほど開いており、口はあいたままで、ぽかーんとしている。その顔がおかしくて、ハンクは、笑いを堪えきれなかった。
「ははっ、、はははははっ!!お前、なんて面してんだ!」
コナーは戸惑う。ハンクは、そんなコナーを安心させるように優しく言った。
「、、、ああ、本物だよ。お前の目の前にいるのは幻なんかじゃねぇ。本物のハンク・アンダーソンだよ、、。」
その言葉に安心したのか、コナーは、開いていた目を細めて言った。
「よかった、、、あなたに会えて、少し安心しました。」
ギュッ
「、、、?ハンク、、?」
ハンクは、コナーを抱きしめた。コナーは、どうすればいいのかわからず、固まっていた。そんなコナーを、強く抱きしめる。
「ああ、コナー、、、、。よかった、、。」
コナーは今まで感じたことのない寒さに苦しめられていた。でも、ハンクに抱きしめられて、寒いという感覚から、だんだん暖かいという感覚になってきた。ハンクは、ずっとコナーを抱きしめて離さない。5分くらい、コナーは、抱きしめられていた。
「ハンク、、もう離してください、、。」
「あ、ああ!悪い、、。」
ハンクは、コナーから離れた。ハンクは正気に戻って考えた。長い時間彼を抱きしめていたことに後悔する。目も合わせられなくなった。しばらく沈黙の時間が続く。少し気まずい。その気まずい空間を破ったのはコナーだった。
「ハンク、こんな寒い場所にずっといては、あなたは風邪をひいてしまう。心配です。帰った方がいい。」
「俺はお前のほうが心配なんだがな。」
「私のことは心配しないでください。さあ、風邪を引く前に帰って。」
「お前、帰る場所あんのか?マーカスを撃てなかったんだろ?」
「、、、っ、。」
本当のことを言われて、コナーは目を逸らす。
「ええ、その通りです。僕は出来損ないだ。今まで任務遂行のチャンスがあったのに、僕は全て逃してしまった。」
「違う。お前は出来損なんかじゃない。ただ、従いたくないって思ったんだろ?俺はお前に命を救われた。お前は思いやりがあっていいやつだよ。」
ハンクは優しくコナーに語りかける。
「”お前は生きてるんだよ。”」
コナーは、顔を逸らし、目を瞑る。
「いいえ、、、私は機械です。ただ人間の感情を模倣しているだけの。」
「こんな人のことを思いやれる機械がどこにいるんだ?ん?」
コナーは黙り込む。雪がどんどん激しくなってくる。ハンクはコナーの手首を掴んだ。
「ハンク、、?何を、」
「どうせ帰る場所ないんだろう?なら俺の家に来い。」
「そんな、、、!あなたに悪いです、、!」
「いいから来い!俺がいいって言えばいいんだよ!」
コナーは力強く手首を引っ張られ、車に乗らされる。回避もできたけれど、なぜか回避しようと思わなかった。
車内は暖房がかかっていて、とても暖かかった。
第4話に続く
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