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続き
南の町ー
青龍 : ん〜!うま!
朱雀 : やろ?俺の町の自慢やからなあ〜
美味しそうに食べる青龍を微笑みながら見る朱雀。
青龍 : んはは、僕の町も美味しいものありますけどね、良かったらまた今度来てください
朱雀 : マジ?いつか邪魔するわ〜
他愛のない会話をしていると、突然辺りが不穏になる。
気配を察知し、当たりを見渡す。
朱雀 : また魔っすか?懲りないね〜ほんと
青龍 : そうですね…僕も加勢しますよ
青龍は自分の番傘を手に取る。
朱雀 : 青龍がおるならすぐに終わりそうやな〜
指先から炎を出しながら笑う
青龍 : はいはい、ほら被害が拡大しないように…行きますよ
席を立ち、2人は魔に近づく。
朱雀は感心したように魔を見上げながら
朱雀 : おー!でっっっか!
青龍 : 感心してる場合じゃないでしょ…
朱雀 :あはは、そやね …じゃあすぐ終わらせちゃいますか…っと!
朱雀はふわっと舞い上がり、人差し指を魔に向けて炎を放つ
朱雀 : 消えろ
ぶわっと炎が上がる。
だが魔はそれでも倒れず、再び襲いかかる。
朱雀 : 青龍!
青龍 : わかってる
番傘を剣のように持ち、構える。
魔の攻撃をするりと交わし、ふわりと飛ぶ。
そのまま勢いよく下りて魔に番傘を突き刺す。
魔はうめき声を上げる。
青龍 : 朱雀!今!
朱雀 : はいよ〜
朱雀は指先を魔に向けて炎を放つ瞬間、青龍は素早く屋根に移動する。
魔は焼き焦げ、灰となって塵になる。
屋根から下り、朱雀の元へ向かう
朱雀 : いや〜ありがとね青龍
青龍 : いや、全然…って、これなんだ?
魔がいた所になにかの欠片が落ちていた
朱雀 : アイツが落として行ったんかな…?
ようわからへんな。なんやこれ
青龍 : 僕も分かりません…こういう専門的なのがわかるのは…
朱雀 :玄武やな。
青龍 : 玄武ですね。
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