なにもない僕に、君は話しかけてくれた
なにもない僕は、君に恋をした
ずっと雨宿りしていた僕を、
傘を持った君は迎えに来てくれた
ピピピピッ
アラームの音で目が覚める。
いつも通りの朝。
でも、今日はいつも通りじゃない。
今日で僕は中学2年生。
2年生のネクタイをして、朝ごはんを食べて、家を出る。
僕は学校に行っていない。
だけど今日は新学期だから、行かざるを得ない
元貴「憂鬱だなぁ」
そんなことを呟いていたら後ろから勢いよく飛びついてきた。
??「よっ!」
元貴「あ、若井…」
この人は若井滉斗。
僕が学校に行かなくなってから毎日のように僕の家に訪ねてくる。
正直言うと僕は苦手だ。
明るいし、元気だし、モテるし
まぁ、でもそんなことは言えないから、返事をする
若井「クラス同じだといいな!」
元貴「クラス同じになっても僕は学校行かないけどね」
若井「え〜」
なんて会話をしていたら、学校についてしまった。
いよいよクラス表を見る
若井「え〜、また違うのかよ」
若井が言う
僕は同じクラスにならなかった
少しほっとした
元貴「じゃあね、若井」
そう言って若井と別れてから、僕はクラスにいく。
クラスに入ると、もうみんながいて、はしゃいでいる
僕はそれに加わるのではなく、机で本を読む
??「あ、哲学書読んでんの?」
そう話しかけられた
誰だろう。
僕がそう思っていたら
??「あ、私小川ゆい!」
元貴「…大森元貴です」
ゆい「元貴ね!おっけー!」
そうやって小川さんは話を進めてく
この人は人気者だ。
なるべく避けたい
ゆい「私さ、隣の席だからよろしく」
元貴「よろしくお願いします」
まぁ、僕はこれから学校に行かないのだから
そう思っていた。
〈比喩表現〉
・雨⇒不幸なこと、いやなこと
・雨宿り⇒もっくんがいやなことから避けるために家にいること
・傘⇒その雨から守ること
コメント
4件
新しい話待ってました…!!