何でも許せる方のみお進みください。
〜統領室〜
「諸君!よく集まってくれた!」
グルッペンさんの、威厳ある声が響く。
「新幹部に対して、不満がある者はいるか?」
幹部たちは、手を挙げず、満足したような顔をしている。
「よし!満場一致で賛成だな!」
「さ、入ってきていいぞ!」
がちゃ、と
扉を開けて恐る恐る統領室に入る。
ずらり、と沢山の人がいた。
ごくり、と唾を飲み込む。
「え、と」
「改めて新幹部になったゾムです!よろしくお願いします!」
そういって頭を下げる。
心臓は、ばくばく、と音を立てていた。
「おう!よろしくな!」
シャオロンさんが手を挙げて言ってくれる。
それに続き、他の幹部たちも笑顔で歓迎してくれた。
がちゃ、もう一度扉が開くと、二人の青年が入ってくる。
「新しく幹部になったショッピです。よろしくお願いします」
「あ、ぁ新しく幹部になったチーノです!よろしくお願いします!!」
「チーノさんとゾムさん肩の力抜いてええんやでw?」
と、青髪の鬱さんが言う。
「「っはい!」」
めっちゃええ人らやん。
最初は最悪やと思ってたけど(鬼ごっこの時)
やっぱ人は話さんとわからんな!
「そんじゃ、挨拶していくんだゾ!」
グルッペンさんが、嬉しそうにいった。
一通り、幹部の人たちが挨拶していき、
俺たち3人は、軍について、仕事について教えてもらった。
「ー以上だ」
「質問はあるか?」
「「「…」」」
「…よしっ!お疲れさん!」
書記長様が笑顔で言った瞬間、張り詰めていた空気が解ける。
「「「ありがとうございました」」」
「よし! 戻っていいぞ!」
「あ、っとその前に」
二人を見る。
すると、思い出したように「ああ!」 と言う。
「今おもい出しましたわw」
「結構大事やん」
書記長様たちはわかっていないのか、首を傾げた。
俺たち三人は同時に跪く。
「「「統領様。書記長様。私たちは貴方たちに忠誠を誓います」」」
「「「命をかけて、貴方達の野望についていきます」」」
呆然としていたが、グルッペン様は力強く頷くと、
「よろしい!諸君達の気持ち!強く受け取った!」
ぞわ、と、迫力が伝わってくる。
チーノなんて「かっっっっっけ〜〜〜〜〜!!」
みたいな顔してにやにやしてるしw
「よし、それぞれ部屋に戻っていいぞ〜!」
上機嫌に書記長様が声をかける。
「あ、ちょっとゾムは残ってくれ」
と、書記長様が言う。
「…?、はい」
ショッピ君達がいってから、
「突然で悪いが、護衛の仕事を頼めないだろうか?」
「………護衛」
「いや、嫌だったらいいが、」
と、強制ではない、と言うように焦っている。
「全然いきます!ていうかいかせて下さい!!」
俺の勢いに、びっくりしたのか、控えめに返事をくれた。
「行き先は、?」
「運営国だ。あそこは未知数だから危険だぞ」
「はい!いきましょう!」
「ぉ、 おう」
はい、お久しぶりの書記長様、脅威ですね。
結構最終話に近づいてきてます!
最後まで見守っていただけると光栄です!
回覧ありがとうございました。
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コメント
6件
続きを楽しみに待っています 体調に気をつけて頑張ってください 応援してます
読んだら安定の神作 すぎてめっっっちゃ気分 上がりました!! ありがとうございます!!!