テラーノベル
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悠也と旅を初めてから1ヶ月
「さて、今日の依頼は……」
私達は勇者?一行のパーティ。冒険者なので依頼をちまちま受けてます
「農場の成熟した作物を収穫する」
「報酬はどのくらいですか?」
「130銅貨」
「まぁまぁですね」
「さっさとやるよ」
「ふと思ったんですけど、」
「何?」
「俺一応勇者なんですけど、討伐依頼とかじゃなくて大丈夫なんですか?」
「そんなのだけじゃ食って行けないよ」
「そうなんですね、知らなかったです」
「え大丈夫?」
「何がですか?」
「知らなかったの?マジで?」
「何がですか?」
「さっき言ったこと」
「ああ、さっきのそんなのだけじゃ食っていけないってやつですか?」
「常識だよ……」
「そんなドン引きするほどでした!?」
「まぁいいよ、さっさとやろう」
「俺達って両方前衛ですよね。」
「両方剣で戦ってるからね」
「魔法使いとか欲しいですよね」
「確かに、人数が欲しい」
「流石に2人だと色々厳しいですもんね」
「おーい、冒険者さんたち!暑いし、そろそろ休憩したらどうだい?」
「確かに結構汗かきましたし、休憩しますか!」
「そうだね」
「お疲れ様!まだまだあるけど、ちょっとくらい休憩してからね!」
「ありがとうございます!」
「ここには冷風が出る魔道具があるから、涼しいよ!」
「確かに涼しいです!」
「そりゃあ良かった!それと、はい、ラセカだよ! 」
「ラセカ?」
「おや?食べたことないのかい?ラセカっていう果物だよ!甘くて美味しいから食べてみな!」
「美味しいです!」
「さ!これを食べて涼んだら残りもお願いね!」
「あのおばさん凄い陽気な方ですね」
「凄い元気だよね」
「親切で良かったですね!」
「さて、ラセカを食べ終わったら続きをやるよ」
「はい!」
「そろそろ終わりそうですね」
「ふぅ、依頼主に報告するよ」
「あら!もう終わったの?じゃあはい、130銅貨!ありがとうね!」
「ありがとうございます!」
「いい事したあとは気持ちいいですね!」
「……… 」
華澄さんの顔がほんの少しだけ微笑んだように感じた。気のせいかもしれなかったけど、俺は嬉しかった。
「あ、そうだ。」
「どうしました?」
「明後日か3日後には大きい街に行ける」
「マジですか!?」
「うん、リサラシカという名前らしい」
「へぇーそうなんですね。」
「それまで野宿だけど」
「野宿はちょっと辛いんですよね」
「我慢して」
「はーい」
一方その頃魔王城では
「只今から、六魔壊星会議を始める」
そう魔王が言い放った瞬間、異様な威圧感がその場を支配する
「どうされましたか?魔王様。」
六魔壊星とは、魔族の中で魔王に次に支配力が強い6人のことである。
「ああ、この世界に勇者が誕生した。」
「なんと……」
「それは………」
「お前達の中で勇者を倒したものは俺から力を与えてやろう。勇者はまだ力は弱い、弱いうちに殺せ」
「では、私の軍にやらせましょう。」
「おお、ヤエナ。頼んだぞ」
「ええ、この五等星のヤエナが必ずして勇者を殺して見せましょう」
ああ、そうだ。六魔壊星には一等星から六等星まであって、一等星が1番強くて六等星がいちばん弱い。ヤエナちゃんはさっき言った通りに五等星だねぇ。僕は三等星だから僕の方が強いんだよね!
「おい、純悪。聞いてるか?」
「やだなぁ、聞いてますよ。魔王様」
「まったく、それで、お前からの報告を聞いてないんだが?」
「ええっとー、天狗の里の生き残りについてですよね!確か、夢莉叶依をさらって来いって!」
「お前アホか!俺は殺してこいって言ったんだよ!お前の趣味を組み込むな!」
「あれぇ?そうでしたっけ?ついつい、うっかり聞き間違えてしまいました!」
「はぁーー……」
(本当なら今すぐにでも殺したいがこいつは使えるしな……抑えろ……!)
「魔王様!何故かお疲れの様子ですし、天狗の死体でも……」
「お前はもういい!」
「おおー!ここがリサラシカですか!大きいですね!」
「ちょうど物資が着きそうだったから良かった」
「じゃあまず宿を取ろう」
「よし、とりあえず一週間とったから荷物置いて、物資を補給したら自由行動ね」
「分かりました!」
「こんぐらいでいいかな」
「結構買いましたね」
「次大きい街はあんまり無いから 」
「それもそうですね」
「よし、宿に戻るよ」
「やっと自由時間だ!華澄さんは何するんですか?」
「剣が刃こぼれし始めたから武器の調達かな」
「そうなんですね!自分はなにかいいものが無いか見てきます!」
「じゃあ、途中まで一緒に行きませんか?」
「まぁ………良いよ」
「じゃあ、私はここら辺だから」
「そうなんですね、じゃあまたあとで!」
(………さて、確か夢莉さんの手帳にはこの鈴を )
『リン、リリリン』
(このリズムで鳴らせば)
「初めまして!お客様。」
どこからともなく女性が華澄の後ろに立っていた。
(この人、多分だけどとんでもなく強い)
「本日はどのような商品をお求めでしょうか?」
「武器をお願いしたい」
「………なるほど!ではどのよ……いえ、失礼しました。夢莉叶依様のご招待でしたか。」
(?、もしかして、これも)
「既に武器はできております。お代は結構です。夢莉叶依様から既にお支払いはすんでおります。」
(夢莉さんの予想通り……?ここまで来ると怖……)
「商品がこちらになります!是非、今後もよろしくお願いいたします。」
女性は怪しく笑った。その笑顔に底知れぬ恐怖を感じた。
「ていうかこれは……」
「あ、おかえりです!え、その大鎌はどうしたんですか…?ちょっと怖いんですけど」
「……………私も知らない」
「ええー………マジでなんなんですか?それ」
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