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周りは組を組んで、余りに騒がしい
それに比べてぼくは…ちと静か過ぎる
驚く程殺風景な机上にありました。それは、何だったでしょう。虚無感でしょうか。疎外感でしょうか。いえ、どれも違って、それは名前も付けられず、色も形も全く定まらない、大きな大きな、それはもうまるで津波の様な!それをもし名付けるとして、不安ですか、恐怖ですか、不快感ですか。それら全て当てはまる様な、ドロドロしていてグツグツと煮え繰り返り、グルグルと蠢いている様な何とも言えないそれが、自分の心臓の中に、肺の中に、胃の中に、肋骨の中に、渦を巻いて収められていたのでした。それに気付いた瞬間、ぼくは泣きたくなって、そこから逃げたくて、それに加えて胃を、心臓を掻っ裂く様な鈍痛が、ぼくの中身に湧いて出てきたのでした。それはもう酷く!今すぐ此処に蹲って、吐いて、泣いて、嗚咽を漏らして、自分の中身にこびり着いたそれを、今すぐ、殺してやりたい気分でした。暫くその鈍痛に酩酊していた所、先程の鈍痛が、吐き気に変化しやがりました。人前で恥をかくのは御免だと思い、必死に自分は平気なフリをしました。すると、あぁ、詰まってしまった。それが食道につっかえて、何も食べられない。それが喉につっかえて、息ができない!でも出ない。出ないのです。直ぐそこまで溜まるくせに、出てきやしないのです。あぁ、吐きそう。もしかして、不満があり過ぎたかしら。いいや、ぼくは何にも不満は無いし、これからも無いつもりだ。あぁ、クラクラする。息が上手く吸えない。吐く事すら許されない。ずっとこれが続いている。あぁ、川に行きたいな。川でそれを、汚れを殺したいな。こんなもの書いていていいかしら。(自分はこれを授業中に書きました)折角の自習時間に、こんな物。ですが、筆はぼくの意に反して、止まらないのでした。(貴方達はこれを言い訳だと言うのでしょうね。ですが、ぼくはこれを書きたくて仕方なかったのでした。今直ぐ書いてこの紙上に吐き出さなければ、この鈍痛はずっと重いまま、ぼくを苦しめるのだと言われている気がして止まなく!これは言い訳ではありませんよ。キッチリした理由を述べただけですもの。それに、この鈍痛や吐き気は決していいものではありませんでしたが、何故か堪らなく残して置きたかったのです。)でも、お父さん、お母さん、こんなぼくを、許して下さいね。今直ぐ破裂してしまいそうだったから、これくらいは、許して下さいね。
遂に倒れそうになるまで来た!何て酷い奴でしょうか!ぼく、こんなにも苦しくて、叫んでいるのに、ちっとも止んではくれなくって!あぁ、ぼく、このまま沈んでいくでしょうか。ずうっと止まぬこの鈍痛は、ぼくを一生苦しめて、殺すつもりなのでしょうか。あぁ、いやだ。いやだ。どうせなら、刺してくれ!じわじわと嬲り殺すなんて真似は、止めてはくれないか!痛い、痛い!中身を少しずつ貪るのは、いい加減止めにしてくれ!あぁ、此奴は一体、何て奴でしょう。ぼくが幾ら願っても、祈っても、乞うても、全く止んではくれないし。きっと、罰が当たったんですね。ぼくは社会や国語は兎も角、数学なんてのは如何も駄目で。全く勉強が出来ないくせに、ちっとも努力しないから。きっとそうです。そうなんです。