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出発の日
エル「いやぁもう出発の日かぁ。昨日は楽しかったよー。」
昨日は面白い話をしたり怖い話をしたり、他愛のない話をしながら過ごした。とても楽しい時間だった。そしてその話の中で月剣についてもエルから聞くことができた。その月剣と言うのは、どうやら幻影獣を倒すことができる唯一の剣らしいのだ。その剣以外では損傷はするものの、幻影獣を倒すことはできないらしい。
フレーク「いやいやこちらこそ。有意義な時間をすごせましたよ。」
エル「それはよかったぁ。あ、後出発する前に君たちにどうしても連れて行って欲しい子がいてねー。」
エル「おーい!来てーほら。早く早くぅ!」
とエルは手招きをしている。すると部屋の奥の方から見た目10代くらいのメガネをかけた、まじめそうな男の人がでてきた。
エル「この子ねぇ。僕の弟子!ほらほら」
エルの弟子「どうも。私の名前はスターチス。エル師匠の弟子です。この度あなた方の旅に同行することになりました。」
エル「えっとねぇ。僕的にはこの子ね全然魔法も使えるしぃ。君たちの役に立つかなーって思ったのとー。この子に実践的な戦いを経験してほしくってね。」
フレーク「そうなんですか…わかりました。よろしくお願いします。スターチスさん。」
メリア「私からも。よろしくお願いします!」
スターチスは微笑んで
スターチス「はい!」
と答えた。
エル「よぉし!これで準備はできたなぁ!んじゃ行ってこぉい!」
とエルは俺達の背中を押して俺達を外に押し出した。
エル「んじゃあ元気にやれよー!」
フレーク「はい!いろいろありがとうございましたー!!」
メリア「ありがとうございましたー!」
スターチス「師匠ー!ちゃんと自分でご飯作って食べるんですよー!」
エル「はいはい。わかってるよぉー!」
という感じで私達はジユウ村を後にした。
スターチス「そういや決めてなかったのですが、洞窟。3つあるうちのどれからいきますか?」
フレーク「そうだなー。んー」
と俺は地図を見ながら考えた。
メリア「順番でいいんじゃない?」
とメリアがぴょこっと顔を覗かせて言ってきた。
フレーク「そうするか。」
と俺達は1つ目の洞窟に向かった。
歩いている途中でスターチスが
スターチス「あの、お二人方って何歳くらいなんでしょうか?」
フレーク「おれが17でメリアが16だ。スターチスは?」
スターチス「あ、私も17です。同い年だったなんて…」
フレーク「おぉ同い年か。意外だな。もっとスターチスのほうが年上に見えたんだけどな。」
メリア「私も思った。なんか大人びていると言うかね。」
スターチス「それはたぶん師匠のお手伝いをしていたか…」
そんな話をしている時に幻影獣が現れた。
スターチス「っ!幻影獣だ!」
フレーク「嘘だろ⁉︎」
メリア「ぇえ!」
スターチス「皆さん!私が奴の動きを止めるので。その間に逃げましょう!」
フレーク「わかった!」
メリアも頷いている。
スターチス「行きます!」
スターチスの魔法がかかった。敵は身動きが取れないみたいだ。
スターチス「今です!逃げますよ!」
フレーク「はぁっはぁっ」
俺たちは無我夢中で逃げた。どうやら追ってくる気配はないようだ。
メリア「っ……うそ…でしょ。」
フレーク「どうし…⁉︎」
振り返るとそこにはまた幻影獣がいた。