この作品はいかがでしたか?
1,005
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いっぬです!
たまには…というか、初めてchで小説作ります。イラストでは二次創作してましたけど、小説だと一次創作だけだったので…。
そもそもchって二次創作と言えるのでしょうか?笑 公式が存在しないので…。🫢🤣
とりあえずは二次創作としておきましょう。
今回は🇨🇦×🇺🇦(BL)です。
🇨🇦🇺🇦難民の方向けなので(自分含む)
「自分には関係ないや」って方は本当に見なくて大丈夫な内容となってます🙄(それよりも自分の時間優先して下さいな)
⚠️政治的意図は一切ありません。若干忠実ネタあり、文才がないから凄くない、地雷ない人向け、独自のch設定が出てきます。
それでもいい方のみ行ってらっしゃいませ👋😊⬇
「よし…。」
「ん…?」
「ふふっ。」
「なぁーに?コレ」
「花冠だよ、ウクライナにすっごく似合ってる。」
「花冠…?」
渡された鏡を見ると、僕の頭には色とりどりな花冠が飾られていた。花だけでなく、リボンも着いている。
「わぁ…!」
「本当はさ…君の大好きな向日葵にしたかったんだ。でも…」
「ううん、ありがとう。カナダから貰うものはなんでも嬉しい!」
「…!」
「うっ、ウクライナ~!」
「うわっ、何急に!これじゃおっきいワンちゃんみたいだよ~…!」
向日葵のように笑う、真っ直ぐな君が好きなんだ。
「はぁ…。」
息を吐くと白い煙が口から出てくる。
(寒いな…。)
長いコートに何回か巻かれたマフラー。
手袋を付けても雪が手の上で溶けるだけで、すぐ水になってしまう。
正直手先と足先の感覚はもうない。
ザクザクザク…
足場が悪い中、しばらく歩き続けていると、遠くで誰かが座っている姿が見えた。
(こんな寒い雪の中で何をしているんだ…?)
よく分からないが、僕は恐る恐る近づいた。
「もっ、もうっ、嫌だよっ…。何で、こんな事ばっか…」
その「誰か」は言葉を詰まらせながらも、一人でブツブツと話していた。
「…どうしたのかい?」
「うっ、え…?」
恐怖の混じった顔で僕のことをじっと見つめる。
「あっ、貴方も、僕のことを…否定するの?」
「何言ってるんだ」と思いながらも僕は話に応える。
「違うよ、俯いてたからどうしたのかなって。何よりも…君の体が傷だらけだから…。」
そう、彼の体は傷だらけだった。
痣も沢山できていて、見ているだけでも痛々しい。
「ここは…ついさっき擦りむいたのかい…?」
両膝から血が出ていた。
恐らく…怪我をしてからあまり時間が経っていないはず。
「立てる?手もこんなに冷たくなって…」
細い腕に、氷のように冷たくなった手。
このままでは命が危険だろうと思った。
「ごめんね、せめてこれだけでも…。」
僕にはコート以外何も持っていなかった。
ただ、少しでも暖かくなるなら着せてあげたかった。
「よいしょっ、じゃあ1回宿に入ろうか…。どこかあるかな~…?」
「えっ!?」
彼の体になるべく負担をかけぬよう、優しく抱き上げた。
彼の涙はいつの間にか止まっていて、それよりも驚いた顔をしていた。
「君、名前は?」
「ウクライナです…。」
「ウクライナか。僕はカナダ。敬語と「さん」付けは寄してね。」
「あ…う、うん。」
「良かった!思ったよりも元気で。もっと弱ってたかと…。」
「…うん…。」
「寒いよね…ごめんね、せめて太陽が出てきてくれればいいんだけど…。」
「…」
変な空気を作らないようにとにかく沢山話してるけど逆効果かも。人と話すのは少し嫌そう。
ひとまず、僕は転ばないようにウクライナを運ぶことに集中した。
「よしっ…しばらく痛いと思うけど…。」
「あ、ありがとう…。」
「いいよいいよ。その焚き火の前で暖まってな。」
「うん」
「話は戻るけど…」
「なんであんな所にいたの?」
「え…っと…。」
「…逃げてきたの。」
「逃げてきた?」
「あの…独立したいんだけど…。父さんがさ…」
「あ…」
僕が独立した時を思い出した
難しい話…。
でも僕はウクライナに協力してあげたい。
「ウクライナ。今すぐは無理だと思うんだけど…。」
「ウクライナの独立、僕は認めるから。」
「えっ…?」
「嘘じゃないよ。何かあったら、僕のこと頼っていいからさ。」
「えっ、えぇ…っと。」
「そうだよ。…大丈夫。信じていいんだよ…。」
「うん……うん…」
カナダは僕のことを優しく抱き締めてくれた。
そして、僕のために一緒に涙を流してくれた。
「味方がいない」と信じてたんじゃなくて、「裏切られる」と信じてたから信用しなかっただけなんだ。
すぐに「裏切るんだろう」と思ってごめんなさい…。
貴方のことを疑ってごめんなさい。
「ウク〜、ウクライナ〜。何ぼーっとしてるの?」
「…あの時も、カナダに色々と貰ったなって…!」
「カナダの優しさを貰ったお陰で今の僕がいるのかも…!」
「あの時…」
あぁ。ウクライナも同じこと考えてたんだ。
もうそんなこと思い出さなくていいのに。
「ごめん、ウクライナ。」
「え?なんで謝るの…?あっ…この話嫌だった…?」
「ううん、違う。」
「こんな話…思い出させてごめんね。嫌な過去を忘れさせる程、もっと完璧になるから…。」
「…。」
「どこまで完璧になるの?カナダはもう、僕にとって完璧な人だよ。それに…あの事を完全に忘れちゃったら、今後他の人達に伝えていけないでしょ?」
「…ねぇ。泣いちゃ嫌だよ。」
「カナダも僕の笑ってる顔が好きだって言ってくれるじゃん。」
「僕もそうだよ、カナダに笑ってて欲しいの…。」
「…うん、うん。ウクライナありがとう」
「絶対に、今よりも幸せにするから…」
「ふふっ!もう充分幸せだっつーの!」
大好きな人は、今日も僕の腕の中で笑ってくれた。
サムネ⬆(背景はアイビスペイント公式のものを使用、加工しています。)
⬆元
大丈夫…?イチャイチャしすぎた?(まぁ難民向けなのでいいでしょう🤗)
可愛いカップルが好きでさ…😏。
🇺🇦の国花がひまわりなの凄くいい🌻
我が国🇯🇵は桜。ちょうど今の季節にピッタリですね。🌸
🇺🇦の独立を真っ先に承認したのが🇨🇦と聞いた時、頭にパッと出てきたお話。
脳みそさん有能🧠✨
正直🇺🇦を女の子にしようか迷いました…😢🤔
NLでもBLでもカナウクは最高👍
誤字脱字はお許しください🙇♂️
そして謝罪とpixivについて、ってのと残しておきたいイラストをまた後で投稿するつもりです!(1時半からは出掛けるので夜になるかもだけど💦)
ぜひ良ければ見てね…😁(見なくてもいいデス)
以上、提供:いっぬ
投稿日→なう(2024/04/04 13:00:12)(4の数字が多いいいいいい)
コメント
5件
うわあああッッ︎🤍❕😭😭👊🏻💕神作ありがとうございましたぁぁ!!!!!!!😍💗🫰🏻 マヂ美味しいです … 🫶🏻絵も上手いとか天っ才ですね ⁉︎ 😻💞カナウク結構推しカプなんです…🫶🏻💕ウクライナが🌻なのマッチしてるの共感できます … ‼︎ 🙂↕️💓実話混じりなの好きです … 🤟🏻🩷長文失礼しました … 🙇🏻♂️
お絵描きしてたら通知がきて一瞬で飛びました(?)ストーリーとかめっちゃ上手で最高でした! なんか描いてるイラストと似ててめちゃくちゃびっくりしました、、