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道枝 side


駿「 ふぅー…… 」


朝からなんとなく感じる頭痛と吐き気。

…熱は、無い気がする。

今日はタイミング良くオフで、

テレビでも見ながらゆっくり休もうと、

勝手に考えながら、朝を過ごした。


ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー


お昼ご飯を食べ終わったくらいから、

” なんとなく “ だった物が ” 確実 “ に

変わって、立つのも喋るのも、

辛くなって来た。すると、

胃から逆流してくる物を感じて、

俺はすぐさまトイレに駆け込んだ。


駿「 …おぇ” っ、…うえぇ..けほ… 」


たくさん吐いても気持ち悪さは消えず、

頭もガンガンするし、熱っぽい。

もう無理かも…誰か呼ばな、…っ

…そや、長尾。長尾は今日、オフなはず。

いつも長尾にはツンツンな俺やけど、

今は考えられないくらいしんどくて、

長尾にたくさん甘えたい気分。


ぷるるるるるるるる………


謙「 もしもーし、みっちーからなんて

珍しいやんか。どしたん? 」

駿「 …たいちょう、わるくて、

いえ、きてほしい…… 」

謙「 え、大丈夫?しんどいやんな。

今から行くな。鍵だけ開けといて。 」

駿「 …ん、わかった、…はぁっ、… 」

謙「 体調悪かったら、

無理して開けんくてもええから。 」

駿「 ん…ありがとう、ッ、… 」

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